- 2024-10-31
- ENTERTAINMENT
- スパイダー/増殖
11月1日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開の映画『スパイダー/増殖』。先日、10/30(水)にゲストを迎えたトークイベントが行われた。
過去20年間のフランス・ホラー映画で初登場第1位を記録し、スティーヴン・キング、サム・ライミ監督大絶賛の、新鋭セヴァスチャン・ヴァニセック監督による毒グモパニックホラー『スパイダー/増殖』(原題:Vermines)が、11月1日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開となる。
本作は、主人公カレブが毒グモを手に入れ、そのクモが脱走。カレブたちが住むアパ―トで繁殖・増大し、次々と住民たちに襲い掛かる姿を描いた絶叫必須&スリリングなパニックホラー。監督は、1989年生まれの新鋭、セヴァスチャン・ヴァニセック。衝撃のデビューを果たした本作は、過去20年間のフランスでのホラー映画で初登場第1位を記録。約27万人を動員する大ヒットとなり、第49回セザール賞 最優秀新人監督賞と最優秀視覚効果賞にノミネート、第56回シッチェス・ファンタスティック映画祭 審査員賞を受賞した。また、ロッテントマトでも95%フレッシュをたたき出し、ホラーの帝王スティーヴン・キングは「恐ろしく、気持ち悪く、よくできている」と大絶賛。さらに、サム・ライミ監督から『死霊のはらわた』シリーズのスピンオフ作品の共同脚本兼監督のオファーを受け製作が決定するなど、ヴァニセック監督の活躍の勢いは止まらない。
日本語吹替版は、主人公カレブ役を、「ドラえもん」剛田武〈ジャイアン〉をはじめ、「呪術廻戦」東堂 葵、「ヒプノシスマイク」山田一郎など、数々の人気キャラクターを演じ、多数メディアに引っ張りだこの人気声優、木村昴が演じる。妹のマノン役には、「ラブライブ!」高坂穂乃果、「境界線上のホライゾン」マルガ・ナルゼで知られる新田恵海。友人リラ役には、「アイドルマスター シンデレラガールズ」島村卯月、「BanG Dream!」山吹沙綾の大橋彩香が担当する。日本語吹替版は、11月1日(金)から新宿武蔵野館で 1 週間限定で上映予定。
公開に先駆け、10月30日(水)に日本語吹替版の先行上映会が新宿武蔵野館にて開催され、上映前のトークイベントに、主人公カレブ役の吹替を務めた声優の木村昴さんと映画・音楽パーソナリティーの奥浜レイラさんをお招きした。
観客の盛大な拍手に迎えられ、本作と明日のハロウィンにちなんでクモの巣のデザインのジャケットを見に纏った木村昴さんが登場。客席を見渡し、「皆さんクモ感足りなくないですか?」と自身の衣装であるクモをアピール。明るいムードでトークショーはスタートした。
「とにかくクモがいっぱい出てくるのでクモを数えてみてください」
木村さんは本作について、「確かに怖かったけど、ただのパニックムービーではなくオシャレな映画だと思いました。終わり方も好き」と絶賛。「途中でクモを忘れるくらいドラマティックになるシーンもあったり、心情に迫っているところがフランス映画らしい。キャラクターの生い立ちや苦悩・葛藤などがしっかり描かれていることがすごく印象的でした」と本作の魅力を語った。
オシャレなポイントとして、パリ郊外の集合住宅が舞台となっていることに触れられると、「日本ではなかなか見ることのできない光景ですよね。だからヨーロッパ育ちの僕としては、懐かしいなという感じもするんですけど……皆さんは初めて観ると思うので新鮮な気持ちで楽しんでもらえたらなと思います」と木村さんはヨーロッパ育ちを強調。奥浜さんに「ちなみにフランス郊外に行ったことは?」とつっこまれると、「ないです。雰囲気、バイブスだけ(笑)」と即答し、笑いを誘った。
主人公カレブ役の吹替を演じたうえでの苦労を聞かれると、「とにかく叫ぶシーンが多く、あやうく声が飛びかけた」と収録時のエピソードを披露。「全身全霊でやっております!」と熱く意気込んだ。
また、クモが大量に登場する本作への心構えとして観客の皆さんにアドバイスを求められると、木村さんは「一旦、フラットに観てみてください。構えすぎないでいいと思います。とにかくクモがいっぱい出てくるのでクモを数えてみてください」と冗談交じりにコメント。「ちなみに本作では実際に本物のクモが約200匹使われ、CGと組み合わせて再現されたそうです」と奥浜さんに言及されると、木村さんは「クモタレントの事務所があるの?どこから見つけてくるの?エキストラみたいな感じで?」とつっこみが止まらず。またも会場は爆笑に包まれた。
さらに、本作の副題”増殖“にちなんで、「最近周りで増殖しているものは?」と尋ねられた木村さんは、「ちょっと前に飼い始めたメダカの水槽でタニシがものすごく増殖している」と明かし、会場からは驚きと笑いの声が上がった。続けて、「俺、もうちょっとしたらタニシに襲われると思う。今度は『タニシ/増殖』みたいな映画も作ってくれないかな。東京の郊外で」と、セヴァスチャン・ヴァニセック監督へのオファーも飛び出し、トークは大盛り上がり。最後まで木村さんの効果音を交えたハイテンションなトークは止まらず、終始笑いに包まれイベントは幕を閉じた。
『スパイダー/増殖』
11.1(金)より新宿武蔵野館、
ヒューマントラストシネマ渋谷ほかほか全国順次公開
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