唯一無二の人間ドラマ『ブルータリスト』第82回ゴールデングローブ賞7部門ノミネート!

 第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、銀獅子賞を受賞! 一躍、第97回アカデミー賞®最有力候補に躍り出た2025年2月21日(金)に日本公開の『ブルータリスト』。

 第90回ニューヨーク映画批評家協会賞でも作品賞と主演男優賞を受賞したばかりの本作が、米国時間12月9日に発表された、アカデミー賞®前哨戦となる第82回ゴールデングローブ賞の作品賞(ドラマ部門)、監督賞、主演男優賞(ドラマ部門)ほか7部門にノミネートされた! 2025年1⽉6 ⽇(⽉)AM10:00〜<⽇本時間>に発表される第82回ゴールデングローブ賞受賞発表にも期待が高まる。

第82回ゴールデングローブ賞7部門ノミネート!
★作品賞(ドラマ部門)
★監督賞:ブラディ・コーベット
★主演男優賞(ドラマ部門):エイドリアン・ブロディ
★助演女優賞(ドラマ部門):フェリシティ・ジョーンズ
★助演男優賞(ドラマ部門):ガイ・ピアース
★脚本賞:ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォールド
★作曲賞:ダニエル・ブルンバーグ

 本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。

 才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だったのだ――。

 主人公のラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』(02)で第74回アカデミー賞®主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベトを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』(14)で第87回アカデミー賞®主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソンを演じるのは、『L.A.コンフィデンシャル』(97)、『メメント』(00)などのガイ・ピアース。そのほか、ジョー・アルウィン(『憐れみの3章』(24))や、ラフィー・キャシディ(『トゥモローランド』(15))など、ハリウッドを牽引してきたベテラン実力派から注目の若手まで幅広い役者陣が顔をそろえている。

 本作は、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家97%(2024年11月時点)という高スコアをたたき出しており、同サイトでは「エイドリアン・ブロディによる魂の演技と、監督・脚本のブラディ・コーベットにより完璧にデザインされた『ブルータリスト』は、移民体験に対する壮大なトリビュートだ」と総評、また、イギリスの大手新聞The Guardianは本作を5つ星とし、「素晴らしい!夢中にさせる大作」と絶賛レビューしている。

 第二次世界大戦後、無残にもすべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカンドリーム。見知らぬ土地と異なる文化、その光と影に苛まれながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた 30 年――それは決して平坦な道ではなく、美談にまみれた軌跡でもない。移民として苦境にさらされ、欲望に弱く、孤独にひしがれた一人の男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じる215分。その切り拓かれていく半生と共に旅しながら、極上の没入体験を我々にもたらす唯一無二の人間ドラマである。

『ブルータリスト』
2025年2月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
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