『ブルータリスト』エイドリアン・ブロディ アカデミー賞®史上最長5分40秒のスピーチで、ギネス更新!

第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、銀獅子賞を受賞し、第82回ゴールデングローブ賞受賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞、主演男優賞(ドラマ部門)を見事獲得、先日開催された第97回アカデミー賞®では、主演男優賞、作曲賞、撮影賞の合計3部門にて受賞を果たした映画『ブルータリスト』(公開中)。本作で主演男優賞を22年ぶりに受賞したエイドリアン・ブロディが、〈2-for-2 主演男優賞〉の偉業に加え、5分40秒に及ぶ最長スピーチを披露し、ギネス記録を更新した。

本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。

先日開催された第97回アカデミー賞®にて、『戦場のピアニスト』以来22年ぶり2度目の主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディ。アカデミー賞®主演男優賞において、2度のノミネーションで2回ともに受賞〈通称:2-for-2〉を果たしたことで、同映画賞史上初の快挙を成し遂げたことも話題のブロディ。<2-for-2>には、過去にルイーゼ・ライナー、ヴィヴィアン・リー、ヘレン・ヘイズ、ケヴィン・スペイシー、ヒラリー・スワンク、マハーシャラ・アリら7名が名を連ねるが、主演男優賞部門においてはエイドリアン・ブロディが史上初となる。さらに、なんと、その受賞スピーチの長さでギネス記録を更新!これまでは1943年に開催された第15回アカデミー賞、『ミニヴァー夫人』で主演女優賞時のグリア・ガースンが行った5分30秒間のスピーチが最長記録だったが、今回ブロディはスピーチの終了を告げるBGMも制止して、トータル5分40秒に及ぶスピーチを披露したことで、見事(?)82 年ぶりにギネス最長記録を更新したとされている。

主人公のラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』(02)で第74回アカデミー賞®主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベトを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』(14)で第87回アカデミー賞®主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソンを演じるのは、『L.A.コンフィデンシャル』(97)、『メメント』(00)などのガイ・ピアース。そのほか、ジョー・アルウィン(『憐れみの3章』(24))や、ラフィー・キャシディ(『トゥモローランド』(15))など、ハリウッドを牽引してきたベテラン実力派から注目の若手まで幅広い役者陣が顔をそろえている。

現在公開中の本作には、「一寸の狂いもない『映画』としてのデザイン設計に感服」「圧倒的没入感と『映画力』に酔いしれる傑作」「215分、1秒も無駄がない美しいショットの数々にほだされた」「劇伴が素晴らしい」「音響設備の良い大スクリーンで音楽に酔いしれるだけでも一見の価値あり」など、オスカーを獲得した撮影賞、音楽賞に言及するコメントが続々とSNSに投稿されている。また、前半100分上映+15分間のインターミッション(休憩)+後半100分という上映スタイルも話題となっており、「生まれて初めてのインターミッションを経験した!」「休憩があるおかげでお手洗いの心配がない!」「インターミッションがあるので体感的には215分の長さを感じない」など、215分間が丸ごとイベントになる極上の映画体験に歓喜する声が続出!このアカデミー賞®受賞を機に、より多くの人にこの唯一無二の没入を体感してほしい。 第二次世界大戦後、無残にもすべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカンドリーム。見知らぬ土地と異なる文化、その光と影に苛まれながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた 30 年――それは決して平坦な道ではなく、美談にまみれた軌跡でもない。移民として苦境にさらされ、欲望に弱く、孤独にひしがれた一人の男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じる215分。その切り拓かれていく半生と共に旅しながら、極上の没入体験を我々にもたらす唯一無二の人間ドラマである。

『ブルータリスト』
全国絶賛上映中
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