- 2011-10-27
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10月28日(金)公開の映画『ミッション:8ミニッツ』は、先日、公開記念イベントでダマされ女性タレントNo1決定戦が行われたくらい、観る人の予想を裏切るプロットが評判!!
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ストーリーをおさらいしておくと……
シカゴで列車爆破事故が起こり、乗客は全員死亡。この事件を解明し、犯人をみつけるために、政府の極秘ミッションが始動する。任務遂行のために選ばれたのは、米軍のエリート、スティーヴンス大尉。百戦錬磨の彼をもってしても、今回のミッションは予測不可能──爆破の犠牲者が死亡する“8分前の意識”に入り込み、その人物になりすまして犯人を見つけ出すというのだ。犯人を捕らえるまで終わらない“8分間”の悪夢のミッション。過去を変えて乗客たちを救うことは可能なのか? そして、この奇妙なミッションに選ばれたのが、なぜ自分なのか…? 抱くことは許されないこの疑惑こそ、極秘ミッションに隠された禁断の真実への扉だった…。
というもの。
映画やドラマを観ているとき、最後に近づく頃にはなんとなくエンディングはこんな感じかな~、って思うものですが、この映画の場合、設定がどんどん変わるうえにいろんなパターンを見せられてしまうので、「一体、このお話はどう終わるの~?」と全然予想がつかない……。
そんな不思議&ユニークな映画の主人公、スティーヴンス大尉を演じているのがジェイク・ギレンホール。彼のインタビューを入手しました!!
ジェイク・ギレンホールQ&A
Q:コルター・スティーヴンスのキャラクターについて
JG:誰もが こんな状況に陥ったら、始めは混乱してそれから解決法を探そうとする。“なぜ ここにいるのか?” “誰がこんなことを?”と。それで最終的には復讐とまでは言わないまでもある種の正義を下そうとする。自分をこんな無抵抗な状況に追いこんだ相手に対してね。僕が演じる主人公は、最後に自身の選択を取り戻す。『月に囚われた男』のサムも、ある意味 同じ運命をたどってるよね。
Q:ダンカン・ジョーンズ監督の『月に囚われた男』を観た感想について
JG:『月に囚われた男』を見た時に思ったんだ。オープニングからラストまで完璧な映画だってね。
その監督について知りたければ作品を見ればいい。冒頭の数分で その監督が持つ才能や視点が見えるよ。ダンカンが卓越した監督なのは明らかだったし、彼が作り出す映像の語り口が実に見事だったんだ。映画をが始まって数分でこう思ったのを覚えてるよ。“この監督と仕事がしたい!”ってね
Q:演技において苦労した点について
JG:どう演じようかって、撮影中は毎日 すごく悩んだよ。でも カメラが回れば不条理かつ感情的な世界に身を委ねるしかなかったよ。例えば この主人公のように、人間は訳が分からない状況に、置かれると一気に色々な感情が噴き出すんだ。でも それは自分でもどんな感情か想像もつかないから、役者としては感じるままに演じることができて最高だったよ。
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Q:本作の設定について
JG:僕が演じるコルター大尉は戦闘ヘリのパイロットだよ。クリスティーナと名乗る、向かいに座る女性に見覚えはない。でも彼女は自分を知っているかのように振る舞う。彼は列車の行き先も、自分が誰なのかさえ分からない。クリスティーナに事情を、説明しようとした瞬間に逆方向に向かう貨物列車とすれ違う。その窓に映る自分の姿が他人の姿なんだ。コルターはショーンという男の体に入り込んで同じ8分間を何度も繰り返しながら謎を解いていく。その8分間に引き戻される度に爆弾犯を突き止めようとし、それと同時にクリスティーナを救おうとする。彼は必死で奔走するんだ。
Q:同じシーンの中で、演技に変化を加えるという挑戦について
JG:乗客役は何度も同じ演技を繰り返したけど、僕は毎回違う演技を試せたよ。8分間の結末は全て違うって知ってたからね。僕はそれほど大変じゃなかったよ。同じ事を何度も繰り返すのは気が変になるっていうことを言うけど、コルターは毎回違う結果に遭遇する。だから正気でいられたんだ。
Q:共演のミシェル・モナハンについて
JG:ミシェルの魅力はその謙虚さだね。彼女を表現するな、“真の演技とは相手や物事に対する反応を表現すること”って聞くけど、僕は まさにその通りだと思うね。この映画で彼女は、受け役に徹してくれて、その演技には彼女の人間味と優しさがにじみ出てたよ。僕が挑戦的な演技をしても、ちゃんと受け止めてくれた。彼女は1人の人間としても素晴らしいんだ。どの角度から演技をぶつけても、いつも彼女は理解してくれた。同じ役者として申し分なかったよ。
Q:監督ダンカン・ジョーンズについて
JG:最近はビジュアルこそ全てと考える人たちが多いけど、彼は人間らしい瞬間を観察して、表現することにこだわってる。彼の年代でそんな風に考える人は、あまりいないと思うよ。特に彼の作品は視覚的にも素晴らしいからね。時間の流れや秩序にはとても興味をひかれる。その概念も面白いし、追求する価値のあるものだよ。だから難しい題材にもワクワクしながら取り組めたんだ。アイディアを練り尽くしてる。ダンカンのような監督は役者が いざ演じる時、少し冒険しても大丈夫なんだ。監督を100%信頼して思い切り演技ができるのは最高さ。僕が何を言っても彼は“やってみろよ”ってね。それがどんなに風変わりでも彼は受け止めてくれる。
Q:映画の中で描かれるユーモアについて
JG:この作品には色々な楽しさが詰まってるんだ。結構 面白いシーンもあるしね。脚本上ではシリアスな場面でも演じてみると笑えたりしてね。そういう楽しい現場の雰囲気は、完成した作品に反映されるよ。小難しい作品じゃないし、『月に囚われた男』と比べても、ユーモアのレベルは上がったと思うよ。コルターの置かれた状況が時にあり得ないものだから、彼も観客もユーモアに対して、癒しを求めてるんだろうね。
Q:観客に期待すること
JG:自分が出演する映画には、常に高い水準を求めてるよ。観客の皆さんには、すべての登場人物と出来事を疑いたくなるような、ヒッチコック映画の趣を味わいつつ、アクションと視覚効果を楽しんでもらって、主人公の男女に釘付けになってくれれば嬉しいね。
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『ミッション:8ミニッツ』
10月28日(金)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト
プロットの面白さだけでなく、ほろっとくるシーンもアリ☆