- 2012-1-18
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6月30日に日本で世界最速公開される映画『アメイジング・スパイダーマン』。本日、そのフッテージ上映と記者会見が行われ、ピーター・パーカー役のアンドリュー・ガーフィールド、彼の初恋相手グウェン・ステイシー役のエマ・ストーン、そしてプロデューサーのアヴィ・アラドさん、マット・トルマックさんの4名が登場しました!!!!
▲左端がアヴィ・アラドさん、右端がマット・トルマックさん
『スパイダーマン』といえば、過去3作の全世界興行収入が25億ドルを超えた大ヒット作。今回はスタッフ、キャストも一新し、ピーター・パーカーの新たな物語が語られるのだとか。
どんな作品かというと
ごく普通の青年と同じようにピーター・パーカーもまた、自分のアイデンティティと葛藤する、そんなティーンエイジャーの一人だった。けれど、自分の「過去」というパズルのピースをひとつひとつはめていくうちに、ピーターは思いがけず13年前に失踪した父親の秘密を知ってしまう。そして、それこそが、彼に過酷な運命を-スパイダーマンとして生きる運命を、決意させたのだった。
アラドさんは2006年までマーベルスタジオの会長兼CEOで、『スパイダーマン』の前シリーズを大ヒットに導いたほか、『X-メン』『ハルク』などマーベル作品の映画化&ヒットへの道を築いた人物なのだとか。一方、トルマックさんは『スパイダーマン』シリーズのほか、『幸せのちから』『ダ・ヴィンチ・コード』などに携わった方なのだそうです。
記者会見では、まずプロデューサーさんにMCさんより代表質問が行われました。
Q ヒーローでありながら、普通の男の子でもあるスパイダーマン。今回、彼をまた生まれ変わらせたいと思われた、特別な部分はなんでしょうか?
アラドさん:ピーター・パーカーは労働階級の若い男の子で、叔父と叔母に育てられた孤児。当然のことながら自分のことを知りたいと思うし、自分の人生は自分で切り開いていかなければなりません。クモにかまれる前から、彼は英雄の心を持った青年なんです。彼は誰もが友人、隣人にしたいと思う、共感できる人物です。また他のスーパーヒーローとは違い、人を殺しませんし、世界を救うわけでもない、地に足がついたヒーローです。さらにとてもロマンチックで、今回、新たにグウェン・ステイシーという恋愛対象が出てきますが、彼の真実の愛の対象はグウェンだったわけです。
前シリーズでは語り尽くせなかったストーリーがあるのです。今回は、その部分、彼の親について、自分は誰なのか? という、とてもオリジンな話です。グウェン・ステイシーは、とても知的で、現代的な強い女性として描かれています。これはピーターの視点で描かれた作品であり、いろいろな答えを彼は探します。とてもエモーショナルなストーリーで、アクションはありますが、ストーリーに基づいたもので、やたら橋を壊したり爆発するようなただのアクションではありません。非常に現実に根付いたものなのです。悪役はドクター・コナーズですが、ピーター、そしてグウェン・ステイシーとも関連がある、自分の恩師のような人、父親のことを知っている人との戦いになるわけで、相手としてはとても厳しいものです。
Q監督に『500日のサマー』のマーク・ウェブ監督を起用した理由は?
トルマックさん:スパイダーマンのユニークな点は、ピーター・パーカーのキャラクターです。彼はまだこれから成長しよういう10代の普通の男の子です。微妙な年代であり、責任というものをだんだんと感じていく、という段階です。だからこそ、彼のキャラクターはみなさんに共感して頂けるものと確信しています。ですから、ドラマが大切。SFXやビジュアルもありますが、大事なのはドラマ。それがスパイダーマンなんです。そこからストーリーを考え、監督についてアヴィと考え、エモーショナルなストーリー、ラブストーリーを語ることができる監督でなければと思ったんです。そのとき『(500)日のサマー』を見て、ラブストーリーをとてもリアルに描いているということでウェブ監督に興味を持ちました。彼は100本以上のミュージックビデオも撮っている人ですが、彼のアプローチは過去のスパイダーマンにレスペクトしつつも新しいものを感じさせてくれました。『ソーシャルネットワーク』という作品がありますが、今はオタクが世界を制覇しているわけで、そういう現代的な感覚を彼は持っています。その部分を買っての起用となりました。
▲エマのかわいさにビックリ☆
ここからQ&Aがスタート。
Q 前シリーズは世界的に大ヒットしていますが、今回『アメイジング・スパイダーマン』に出演するにあたり、プレッシャーはありましたか?
アンドリュー:プレッシャーはかなりあった。前3作は素晴らしかったし、僕自身3歳のときからコミックの大ファン。僕は第一にスパイダーマンのファンなんです。前シリーズにも影響も受けているんで、その素晴らしい作品を引き継ぐ俳優として選ばれたことはとても光栄なこと。だからプレッシャーは、世界中のファンに対する責任感ともいえるもので、とても健全なものだと思っているんだ。今、質問されてそのプレッシャーを思い出した、ありがとう(笑)。
エマ:グウェン・ステイシーというキャラクターは前シリーズに登場はしていたけれど、今回のバージョンとは違うし、今回はMJが登場する前の話。それに私はスパイダーマンのプロデューサーでもないし、スパイダーマンを演じているわけでもないので、ラッキーなことにプレッシャーは感じなかったわ。むしろプレッシャーを感じているのは、今。こんな国際的に注目される作品は初めてだし、東京で作品について質問を受けて、間違ったことは言えない、それが今、すごいプレッシャーになってる。実際の撮影でも、アクション、ラブシーンとも他の作品でやったことがあるので、プレッシャーを感じることはなかったわ。
Q 本格アクションに挑戦した感想は?
アンドリュー:すべてではないけれど、かなり楽しめた。監督から実際スタントをやって欲しいと言われたこともあって、大きな挑戦だったけれど、素晴らしい体験ができた。スタントチームは007シリーズをやってきた人たちで、彼らと一緒に仕事ができたのもよかった。撮影の4カ月前からトレーニングを積んで、死ぬかもと思ったこともあったけど、僕のスタントダブルは3人いて、みなそれぞれに素晴らしい特殊な技術を持っているんだ。だからスクリーンで僕がカッコよく見えたとしたら彼らのおかげだね。大規模なアクションだけでなくクモに咬まれて、DNAや僕の動きが変わっていく様子を作り上げていく楽しさも味わった。大変だったけど、楽しかった。それが映像にも現れていると思うので、ぜひ楽しんで欲しい。
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Q 前シリーズではスパイダーマンとMJの逆さづりのキスが有名ですが、今回、すごいキスシーンはあるんですか?
エマ:それを今、知りたい? ぜひ映画で見て判断してほしいわ。ただ、ひとつ言えるのは、ファーストキスがとてもステキなのよ。逆さづりではないけどね。
2人とも東京は初めてで、アンドリューは昨夜、しゃぶしゃぶを食べたとか。また6月に戻ってくるので、そのときは長く滞在したいと言っていました。エマも次回はあちこちを歩き回りたいと言っていました。2人は記者会見中も笑い合ったりととっても仲がよさそうでしたよ!!
6月が待ち遠しいっ!!
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『アメイジング・スパイダーマン』
6月30日(土)より、TOHOシネマズ日劇ほか世界最速3D公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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