- 2012-4-28
- NEWS
7月21日公開の映画『メリダとおそろしの森』は短編2本と同時公開。1つは以前にも紹介した『ニセものバズがやって来た』なのですが、もう1本は本年度アカデミー賞にもノミネートされた『月と少年』という作品。
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これは父親、祖父と初めて一緒に働きに出た少年の物語。仕事のため3人が夜の海に小舟を浮かべ待っていると、やがて大きな月が昇り、少年の目の前で信じられないことが起こる─。少年の成長を描いた、夢いっぱいのチャーミングな作品なんだそう。
監督のエンリコ・カサローザは、『カーズ』や『カールじいさんの空飛ぶ家』等に参加したピクサーのストーリー・アーティスト。この作品で監督初挑戦ながらアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたことでも注目されています。
そんな監督は宮崎駿作品の大ファンだそうで、自分にとって最も重要な作品は『紅の豚』だと明言。「飛行機も好きだし、僕が最初に描いたコミックは、空飛ぶネコを主人公にしたもので『紅の豚』からモロに影響を受けているんだ」と語っているとか。
さらに、尊敬のあまり宮崎駿監督の製作方法にもチャレンジ。
「宮崎監督がユニークなのは映画をひとりで作っている点だと思う。ピクサーでも監督主導ではあるけれど、彼ほどの仕事量をあれほどの才能とスピードでこなせる人はいない。彼はすべてをコントロールできる唯一無二の存在だし、彼がスゴイのはすべての絵コンテを自分で描いているということ。ピクサーではチームで担当する。実は『月と少年』は短編ということもあり、宮崎監督のまねをして僕が1人で描いた。『崖の上のポニョ』の絵コンテを水彩画で描いたというのを知って、僕も全部水彩画でやった(笑)。みんなには「時間がかかりすぎる」とか「クレイジーだ」とか言われたし、実際にものすごく大変だった(笑)」。と語っているそう。
その『月と少年』の特別映像も入った『メリダとおそろしの森』予告編もあり。
『メリダとおそろしの森』
7/21(土)ロードショー 2D・3D同時公開
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト