- 2013-10-18
- NEWS
18日、東京国際映画祭の特別招待作品『ブリングリング』の上映が行われ、監督のソフィア・コッポラが舞台挨拶に登場。Q&Aが行われました。
▲上映会チケットは6分で売り切れたそうです。
『ブリングリング』は、セレブに憧れるティーン5人組がパリス・ヒルトン、リンジー・ローハンらの豪邸に空き巣に入った実際に起きた事件を元に描いた物語。エマ・ワトソンがその窃盗団のリーダー的存在の女の子を演じており、実際の被害者パリス・ヒルトン邸で撮影が行われているのも注目ポイントの話題作です。
Q&A
Qそもそもこの題材に興味を持った理由は?
S:この事件を知ったとき、とても極端な話だと思って驚きました。いつの時代も若者はイタズラをするものですが、ここまですることは驚きでした。まさに今の時代の課題だと思ったのです。10年前にはこんなことはあり得なかった。今の若者のカルチャーを象徴している事件ですし、私の子ども時代と今がどれほど違っているか、そういう点を描きたいと思ったのです。
Qリサーチするなかで発見して驚いたことは?
S:すべてが驚きの連続。私自身、実話の犯罪モノは初めてでリサーチも初めてだったのですが、とても楽しむことができました。犯人グループのなかの2人、刑事、記事を書いたジャーナリストと会いました。この映画のなかで犯人組の2人がインタビューを受けているシーンがありますが、それらのせりふは実際の言葉そのままなんですよ。
Q2人の犯人が話したことで印象に残っていることは?
S:ふたりの話はまったくかみあっていなかった。それぞれ違う話になっていました。男の子の方は、とってもエキサイティングだったけど今は後悔していると言っていましたね。
Q主犯格の役にエマ・ワトソンを起用した理由は?
S:彼女のイメージと役柄がまったく違うので、当初は彼女を起用するとは想像すらしていませんでした。キャスティングディレクターがすすめるので会ってみたら、カリフォルニアアクセントを学ぼうとしていて披露してくれたりと、とてもこの役をやりたがっていたんです。俳優が変身するのを見るのは楽しいことです。なので起用を決めました。
Q見どころは?
S:この映画はLAですべて撮りました。パリス・ヒルトンの自宅が出てきますが、あれは本当に彼女の自宅です。そういうところを見て楽しんで欲しいいただけるとうれしいですね。
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『ブリングリング』R15+
12月14日(土)渋谷シネクイント ほか 全国順次ロードショー
提供:東北新社
配給:アークエンタテインメント/東北新社
公式サイト