本日より第3話&4話が配信開始!『刑事ロク 最後の心理戦』シーズン2 制作発表会レポ

7月5日より、ディズニープラス スターにて独占配信中のドラマ『刑事ロク 最後の心理戦』シーズン2。配信に先立ち、7月3日、韓国・ソウルにて制作発表会が行われ、ハン・ドンファ監督をはじめ、主演を務めたイ・ソンミン、キム・シンロク、キョン・スジン、イ・ハクジュの4人が顔を揃えた。


定年退職を控えたベテラン刑事キム・テクロクと、顔を見せない敵“友”との心理バトルを描いた『刑事ロク 最後の心理戦』。前作の終わりで“友”との闘いにケリをつけたキム・テクロクは、休職を経て女性・青少年課の警察官として復帰。平凡な日々を送っていたが、ある日謎の爆発事件が発生し、再び「友」との闘いが幕をあける――。


前作に続きメガフォンを取ったハン・ドンファ監督は、前作との違いについて「シーズン1は敵(友)からの一般的な攻撃を描いていたとすれば、シーズン2は、敵とテクロクとの表面的でないところで繰り広げられる暗闘が描かれ、スパイドラマを観るような楽しみを感じることができます。巨大な黒幕を追うキム・テクロクの執念と意志も、善と悪の全てのキャラクターが漂わせる悲壮感も、より強くなり、緊張感のある作品になりました」と説明。前作に続き、主人公のキム・テクロクを演じるイ・ソンミンは「シーズン1が“釣り”だとしたら、シーズン2は“魚網”のような作品です」と独特の表現をし、「前作同様、本作でも犯人捜しに重点を置いています。怪しい人物を予想する楽しみがより感じられると思います」と期待をあおった。

イ・ソンミン、キョン・スジン、イ・ハクジュは、それぞれが演じたキャラクターについて、前作との変化についても言及。

シーズン1ではとにかく「走りに走りまくっていた」イ・ソンミンは、「前作では物理的、体力的な消耗が多かったですが、シーズン2では、頭を使うキャラクターとして戻ってきました。スパイドラマのような雰囲気のドラマになるということを念頭に置き、準備を進めていきました」と説明。

キョン・スジン演じるソンアは、“静”から“動”のキャラクターへと変身。「前作では感情をほとんど見せず、テクロクを慕う理由もはっきりと描かれていませんでしたが、本作では“なぜテクロクを尊敬するのか”“なぜテクロクを尊敬するのか”、その答えが明らかになっていきます。ソンアは、事件があれば先輩のテクロクの言葉を手放しで信じついていくような受動的な人物として描かれていましたが、本作では事件に直接乗り込んでいくような能動的な行動もします。前作とは違った姿に注目していただたらうれしいです」とアピールした。

前作で、“友”と疑わしき人物の一人として描かれ、視聴者を混乱させた、テクロクの後輩刑事ギョンチャン役のイ・ハクジュは、「ギョンチャンは意欲的で水火も辞さない警官でしたが、同僚たちが事件に巻き込まれ、死んでいく様子を見る中で、警察官としての人生に疑問を持ち始めるところで前作が終わりました。今回は、シーズン1の時よりも少しドライで、一歩引いたところから人々を観ることができる冷静な人物になりました。テクロクに対してさえも「自分たちに何か隠し事があるのでは」と疑ったりもしますし」とギョンチャンの警察官としての成長を強調。「警察という職業やテクロクとに失望も多くある中でも、真実を知ろうとする根気、根性は、羨ましく思いました」と付け加えた。

本作から新たに合流したキム・シンロクは、『財閥家の末息子』でイ・ソンミンと父娘関係を演じた間柄。「オファーを受けたのはシーズン1の放送前でしたが、業界の方々の「『刑事ロク』がおもしろいらしい」という評判を耳にしていたのでとてもうれしかったです。イ・ソンミン先輩と共演できるというのも出演を決めたきっかけの一つでした。現場で先輩と台本について話し合い、監督と意見をすり合わせ、演技をする。そこに集中するプロセスがまるでスポーツ競技のように感じられました」と感慨深い様子。演じたヨン・ジュヒョンに関しては、「テクロクの敵なのか同志なのかも、望みが何なのかもわからない、サスペンス要素の強いキャラクターです。話が進むにしたがって彼女の実体が見えてきますが、できるだけ表現を抑える方向で演技をしました」と説明。「顔合わせの時に監督から“ヨン・ジュヒョンは内勤の公務員スタイルだ”という説明があったので、“アクションを準備する必要はないんだな”と思っていたら、終盤部分で突然アクションシーンが出てきて! 現場でアクションチームにご教授いただき、アクションに挑戦することになりました。シーズン2のアクション担当はソンアとギョンチャンですし、私は皆さんの迷惑にならない程度に一生懸命やりましたよ」と話し、場を和ませた。

見どころについての質問には、「“エンディングの面白さ”だと思います。私たちが登山をする時にも目的地まで登っていく間に大きな障壁があったりしますよね。本作も同様、犯人を見つけるという目的を果たすまでに多くの困難がやってきます。それをテクロクがどうやって乗り越えるのか。犯人を捕まるまでの過程がより深く描かれているので、注目していただければ」とキョン・スジン。キム・シンロクは「本作は、ヒューマニズムと犯罪スリラーが調和した作品です。シーズン1ではテクロクの事情にフォーカスが当てられていたとすれば、今回はソンアをはじめ、様々なキャラクターの事情、過去が明らかになっていきます。テクロクの悔恨の念のようなものも描かれていて、とても韓国的なヒューマンドラマになっていると思います」と海外の視聴者に向けてメッセージを寄せた。最後はハン・ドンファ監督が、「『刑事ロク』は、人間味あふれるテクロクのおかげで『ヒューマン×犯罪』という新たなジャンルのドラマに仕上がりました。この挑戦は簡単なことではありませんでしたが、イ・ソンミンさんをはじめ俳優陣の素晴らしい演技力のおかげで、見事に表現することができました。最後までご覧になると、“刑事ものなのになんで涙が出るんだろう”そんな部分も出てきます。そこにとても感動しましたし、私も演出家として多くを学び、成長することができました。視聴者の皆さんも、俳優陣の素晴らしい演技に注目してご覧いただけたらと思います」と俳優たちの演技力を称え、制作発表会の幕を閉じた。

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『刑事ロク 最後の心理戦』シーズン2
ディズニープラス スターにて独占配信中

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