- 2012-1-31
- NEWS
4月13日(金)より全世界に先駆け日本で先行公開される映画『バトルシップ』。これは太平洋上に突然出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いをビッグなスケールで描いたユニバーサル映画100周年記念の超大作。
▲左から、浅野忠信さん、テイラー・キッチュ、ピーター・バーグ監督
本日、主演のテイラー・キッチュとピーター・バーグ監督、そしてテイラー演じるアレックス・ホッパーのライバルであり、後に友情で結ばれるナガタ役を演じている浅野忠信さんが登壇し、緊急記者会見を行いました!!
実は映画はまだ完成しておらず、現在、CGや視覚効果の作業中。監督によれば、70%程度完成しているとのことです。
主演のテイラーはこの作品を含め主演作が続々待機しているハリウッドの注目株。ピーター監督とは、テレビシリーズの『Friday Nights Lights』の時からの友人で、個人的にもとても仲がいいそう。だからこの話をもらったときはうれしくて飛びついたそうです。
そして浅野さんにとっては、この作品は『マイティ・ソー』に続く、ハリウッド映画第2作目。「子どものころからみていたユニバーサルの、しかも大きな作品で大きな役をいただけて夢のようです。僕自身にとってもアメリカでの大きな一歩になったと思います」と語っていました。
ところどころ爆笑するシーンもあり、盛り上がった質疑応答の模様をドゾ!!
Q:(監督へ)これまでエイリアンものというと宇宙を舞台にしているものが多いですが、海という舞台を選んだ理由は?
監督:私の父親が海軍の歴史を研究する歴史家なんです。ですから、子どもの頃から各国の海軍の話、海洋上での戦いの話を聞いていました。父は特に海軍の男たち、そのあり方を尊敬しており、仲間で海に出てサバイバルすることの大変さを教えられていたので、私にもおのずから海軍への愛情がめばえ、ずっとそういう作品を作りたいと思っていたところ、『バトルシップ』に出会うことができました。なので父親からの影響が大きいですね。
Q:(俳優2人に)撮影で、エキサイティングだったことは?
テイラー:ピーター監督の現場はキツくてもとても楽しい現場なんだ。だから思い出もたくさんあるんだけど、ひとつあげるとすれば、撮影開始から2週間後ぐらいに、当初はもっと後に撮る予定だったスタントシーンを今、やるってことになったんだ。海上で10m以上吹き飛ばされて海に投げ出される。2回撮ったので大丈夫かと思っていたら、監督からもう1度といわれた。きっと僕を海に突っ込みたいんだろうと思いながら撮ったのが印象にのこっているかな。
浅野:現場にいるだけでエキサイティングだったんですが、とにかく監督が僕にも遠慮なく英語で「あれしろ、これしろ」と突っ込んでくるんですけど、何を言っているのかわからない。それをだいたいテイラーが英語で通訳してくれるんですけど、英語を英語で通訳されても結局わからない(笑)。それがすごくおもしろかったですね。
Q:ユニバーサル映画で浅野さんが特に印象に残っているものは? また、ユニバーサル映画らしさを感じたのはどんなとき?
浅野:僕が特によく見たのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですね。当時、11歳ぐらいで、ビデオが出た頃で。VHSを親に頼んで買ってもらい、何度も観ました。今回ユニバーサルの作品に出て、最後にスタジオに行ったんですけど、いろいろな人がここでどんな作品を撮って……ということを教えてくれるんです。そこで、自分はここに来れたんだ、ただ見ているだけじゃなく、来れたんだ、とすごく感動しました。
Q:(俳優の2人へ)共演してみて意外な発見はありましたか?
テイラー:私は(日本での活躍だけにとどまらず)リスクを冒してまでアメリカの作品に参加しようという浅野さんを尊敬しています。浅野さんとなら、何度でも一緒に仕事をしたいと思ってます。
浅野:他の俳優さんはまず挨拶して……というのがあるんですが、テイラーは出会ったときからホッパーとして存在していて、ホッパーとしてナガタと向きあってくれた。だから余計なコミュニケーションも必要なくて、自分も役になりきることができた。それがすごく楽でしたね。撮影以外のところではアメフトを見に行こうぜって誘ってくれたり、卓球大会しようぜって卓球やったり。(横でテイラー爆笑)おもしろいことばっかりでした。
Q:この映画は一見すると男性向けにみえますが、女性向けの見所を教えてください。
監督:『バトルシップ』とはどんな映画ですか? と聞かれたとき、私は男の子が女の子を追いかける映画だと説明する。基本は本当にラブストーリーなんだ。テイラー演じる主人公が夢見る女性を手に入れるためには障害を乗り越えなければいけない。そのひとつがエイリアンの襲撃だったりするんだけど(笑)、核になるのはラブストーリーなんだ(笑)。
テイラー:監督の答えはすごくいい答えだね。1人のオトコが愛のためならどんなことでもするというのがいいんじゃないかな。それが不法侵入だったり、スタンガンでやられたり、エイリアンとの戦いだったりするわけで、ホッパーというオトコが、女性のため、愛のためにどこまでできるかを見て欲しい。
浅野:そうですね。僕自身、正直、女性の見どころはわからないので、皆さんに劇場で観てもらって、確かめて欲しいです。
完成が楽しみです!!
『バトルシップ』
2012年4月13日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
©2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.