- 2012-6-4
- NEWS
日本では8月24日から公開の『プロメテウス』は、リドリー・スコット監督が自らのアイディアを基に、人間の最も深遠にして根源的なテーマ＜人類の起源＞に挑んだ、3Dエピック・ミステリー超大作。その公開に先がけ、5月31日にロンドン･レスター・スクウェアにて、ワールド・プレミアが開催。シャーリーズ・セロンをはじめとする豪華キャストが登場しました!!
リドリー・スコット監督、シャーリーズ、ノオミ・ラパスなど主要キャストのコメントが届いたのでご紹介!!
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
▲左からマイケル・ファスベンダー、ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、ローガン・マーシャル=グリーン
これまで一切ストーリーが明かされず、謎に包まれたままだった作品が初披露されるとあって、会場には約1500名のファンが集結。主要キャストのノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダー、そしてリドリー・スコット監督が登場すると会場はファンの熱気に包まれたそう。
まずはリドリー・スコット監督（左）
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
Q:映画が完成して今のお気持ちは？
A:映画作りはとても楽しかったから、仕上げるのは惜しい気がした。こういう映画を作る時は、ひとつの世界を1から作りだすようなものだから、すべてのものや人に思い入れがあって、終わってしまうと寂しい気がするものだ。
Q：キャストは本当に素晴らしい顔ぶれですが、ノオミ・ラパスを主演に起用されたのはどうしてですか？
A：『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を見て、すばらしいと思った。オリジナル映画の監督と会って、もう1度作品を見直し、主人公を演じた人がどういう人かを考えてみた。街のチンピラのような人物だが、彼女を演じた女性に会ってみると、すごい女優だと分かったんだ。
Q:マイケル・ファスベンダーはデヴィッドというロボット役ですが、どうやってロボットを演じる人を起用されたんですか？
A：優れた俳優を起用したいと思った。彼にはそんなに簡単にイエスと言ってもらえると思っていなかった。彼に簡単に役の説明をすると、彼は“イエス”というので、“オー、ワオゥ”と思ったよ。その瞬間から、すばらしいキャストを手に入れたよ。彼は優れた俳優というだけでなくコメディアンでもある。彼と他の役者たちとの毎日の撮影は本当に楽しかったよ。
続いてノオミ・ラパス
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
Q：以前にもプレミアには出席されているでしょうが、今夜はまた特別ですか？
A：ええ、光栄なことだし、本当だとは思えないくらいよ。でもここに来られてうれしいわ。
Q：役柄のエリザベス・ショウについて教えてください。
A：彼女は考古学者で科学者よ。でも、神の存在を信じている人で、私は彼女のそういう矛盾した両面が気に入ってるの。この航海は彼女にとっての夢だったのよ。
Q：ファンからツィッターやフェイスブックを通した質問が来ています。「あなたの役は、リドリーの他の映画の主役とよく似たところがありますか？」
A：彼女はリドリー・スコットの映画に登場するヒロイン像だと思うわ。私にとって彼女はアイコン的存在ね。彼女を演じるのは楽しかったわ。
Q:本当にすばらしい役でしたね。完成した作品をご覧になっていかがでしたか？
A：そうね、これは本当に大作映画だと思うわ。
マイケル・ファスベンダー
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
Q：会場の反応を見てどうですか？
A:すてきだね。ロンドンには16年間住んでいたから、ここでプレミアが出来てうれしい。撮影もパインウッドでやったから、戻ってこられてよかった。
Q：役柄のデヴィッドについて教えてください。
A：彼は従順で、宇宙の執事のような役目。整理整頓をして、乗組員たちの世話を焼く。でも、彼はとても複雑なところがあって、中身は人間っぽいんだ。
Q:ツィッターやフェイスックを通してファンから質問がきています。「ロボット役のインスピレーションを手にするためにどこへ行きましたか？」
A：たいていはうちの居間だね。台本を持って、電子レンジとかトースターとかに向き合って練習した。
Q:家電を相手にインタビューをするようなものですか？
A：午後のお茶の時に、そういう家電たちと輪になって向かい合うんだ。会話は一方通行だけどね。
Q：この出演によって映画史に残ることになりますが、どう思いますか？
A：この仕事が現実だと実感した時には責任を感じて怖い気がした。でも気張りすぎずに、仕事を成し遂げることに集中したよ。
シャーリーズ・セロン
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
Ｑ：今夜のプレミアの雰囲気はいかがですか？
Ａ：人々が大勢こうして会場に来てくれて、長い時間待っていてくれているのを見ると、いつでもとても感動するわ。
Ｑ：このプロジェクトへの出演依頼がきたときに、あなたはどれほどワクワクされましたか？
Ａ：こんな依頼に「イエス」と言わない役者なんて1人もいないと思うわ。電話をもらって感激だった。
Ｑ：では、リドリー・スコット監督とのお仕事はいかがでしたか？
Ａ：彼はすばらしい人よ。本物のフィルムメイカーだから。飛び抜けた目をもっているし。スケールの大きな考え方をする人だけど、いつでも人の感情、人間らしいものをいちばん気にかけているの。だから、役者として彼と組めたことはとても貴重な経験だったわ。
Ｑ：フェイスブックやツィッターでファンから質問がきています。「乗組員たちは何を見つけようとしたのか？ 実際に彼らが発見したものについて何かヒントを教えて頂けますか？」
Ａ：彼らは人間の根源を知ろうとして航海に出発したんだけど、映画のエンディングについては教えられないわ。もし何か言ったら、私はスナイパーに殺されちゃうだろうから。
Ｑ：口止めされているんですね。完成した映画をご覧になっていかがでしたか？
Ａ：すばらしいわ。エンディングは知っているし、台本も読んだし、実際に出演もしているのに、びっくりして肘を椅子の金属部分にぶつけた瞬間が4回はあったわ。ものすごく大きな痣になったの。
ガイ・ピアース
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
Ｑ：ご自身の役、ピーター・ウェイランドについて話してください。
Ａ：彼はとても野心的な男だ。会社を次々と作って大金を稼ぎ、技術開発でおそらくは世界を支配するぐらいのレベルに達し、人類が作れるものの頂点に到達している。彼は、いわば何ものも恐れずに突き進むような人だ。野心にあふれていて、演じる役としておもしろかった。
Ｑ：この映画ではかなり大きな疑問に取り組んでいますが、それはどういうものですか？
Ａ：究極の疑問、我々人間はどこから来たか？ だれが我々を作ったか？ だれが彼らを作ったか？ この作品は、それらの可能性のある出来事について特定のバージョンを見せている。
Ｑ：監督との仕事はいかがでしたか？
Ａ：とても楽しかったよ。彼はとても大きな影響力を持った人で、役者にもクルーや技術者に対してもオープンに接してくれる。彼は自分の知識や能力を発揮するのと同じぐらいとても熱心に、他の人の意見や考えを聞こうとする。そういう態度で接してくれるから、監督が自分に対して大切な存在であるのと同じように、自分も監督にとって大切なんだという気持ちになれる。
Ｑ：完成した作品をご覧になっていかがでしたか？
Ａ：こっちに着いた時はちょっと時差ぼけがあったんだが、妻と一緒に映画を見て、圧倒されたよ。期待した以上だ。思っていたよりもずっと感情に訴えるものだった。今話したように大きな疑問に取り組んでいるが、キャラクター同士の人間関係に大いに気持ちが揺さぶられた。
Ｑ：人間的な部分ということですね。
Ａ：そう、それがリドリーの全作品が成功している要因のひとつなんだ。どんなテーマに取り組んでいても、中心にはいつでも人間的なものがあって、彼はみごとなやり方でそれを探求してみせる。
☆もっと画像をドゾ!!
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
▲全員で。
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
▲ノオミ＆シャーリーズ
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
▲ローガン・マーシャル=グリーン、ノオミ・ラパス、マイケル･ファスベンダー
『プロメテウス』とは
人類史上最大の謎＜人類の起源＞を解き明かす重大なヒントを地球上の古代遺跡で発見し、宇宙船プロメテウス号に乗って未知の惑星を訪れた科学者チームの想像を絶する運命を映し出す。めくるめく神秘と衝撃に彩られた探査航海の果てに、決して触れてはならない“パンドラの箱”が開いたとき、まだ何も知らない人類はすべてを目撃する。前人未踏の宇宙の彼方に、地球上のあらゆる歴史や文明の概念さえも覆す、驚愕の真実が眠っていたことを！
どんなお話なんでしょう？ 早く観たいですね!!
c2012 TWENTIETH CENTURY FOX
『プロメテウス』
8月24日（金） 全国拡大ロードショー＜３D/２D同時上映＞
オフィシャルサイト：http://www.foxmovies.jp/prometheus/
配給：20世紀フォックス映画