アーミー・ハマー「初めてジョニー・デップを見たときは引いた!」映画『ローン・レンジャー』記者会見

映画『ローン・レンジャー』でジョニー・デップと共演しているアーミー・ハマーが、プロモーションのために12日に来日。13日にスペシャル・フッテージ上映、記者会見を行いました。
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▲空港でファンの大歓迎を受けたアーミー。


STORY

少年時代の忌まわしい事件のせいで、復讐に燃える悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)。彼は自らの悲願のために、聖なる力によって瀕死の男ジョン(アーミー・ハマー)を甦らせる。ジョンは法に基づく正義の執行を求め、復讐のために手段を選ばないトントと対立。だが、愛する者を奪われた時、彼は不思議な力を持つ白馬シルバーを従え、マスクをつけた謎のヒーロー“ローン・レンジャー”として、トントと共に巨悪に立ち向かう。最後に世界を救うのは正義か?復讐か?

Q&A
Q:この映画の見どころは?
アーミー:フッテージは映画のほんの一部。アクション、笑えるシーンもたくさんある。ほぼ10カ月撮影して、300万フィートものフィルムを撮ったからね。見どころ盛りだくさんの映画になっているよ。
Q:演じた役柄、ジョン・リードはどんな人物、ローン・レンジャーとしてどんな活躍をする?
アーミー:彼は南北戦争後、東海岸で法律を学び、検事になるため故郷に戻ってきた。開拓時代のアメリカで、法律と正義に基づく正しい社会を作りたいという志を持っているんだ。でもやがて自分の価値観、法律に基づく正義が通用しないことに気づく。そして自分が信じる正義を貫くためなら手段は選ばない、正義のヒーローに生まれ変わるんだ。
Q:ジョニー・デップ演じるトントとの関係は?
アーミー:最初、ジョン・リードはテキサス・レンジャーと悪党退治に出かけ、そこで皆殺しにあってしまう。しかし、ジョンだけは瀕死の状態でトントに発見され、彼の神秘の術によって生き返る。ただ、なにもかもが正反対なので、何かと衝突するんだけど、旅をつづけるうちち、素晴らしいパートナーになれるんだ。
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▲身長196cm。曾祖父は石油王、父親は成功したビジネスマン、妻はモデルというすご過ぎるプロフィールのアーミー。
Q:撮影中、最も印象に残っていることは?
アーミー:楽しいことばかりだったけれど、ネイティブアメリカンの居留地で撮影をしたとき、ここ150年ぐらい白人を見たことがない子どもたちが集まってきて、白い手はペンキで塗っているんじゃないかって、興味津々で観察していたことがあった。撮影は何もないだだっ広いところで行ったので、ホテルに帰るにも5時間かかるので、そのままキャンプしたこともあった。そのときはキャンプファイアーをやって、崖にプロジェクターで歌詞を映してカラオケをやったりしたよ。そしてある晩、ひとりで火をおこして星を眺めながめてボーッとしていたら、どこからともなくネイティブアメリカンの女性が現れて、座った。お互い言葉はわからないので、身振り手振りで彼女に食事をすすめたら、口に合わないようで彼女はどこかへ行ってしまったんだけど、戻ってきたときはナバホ族の名物料理の揚げパンを持ってきてくれた。いまだに彼女の名前はわからないし、向こうも僕が誰かわかっていなかったと思うけど、そんな神秘的な時を過ごしたこともあったよ。
Q:この役に決まったときの気持ちは?
アーミー:ものすごくうれして光栄に感じたよ。ジョニー、ジェリー・ブラッカイマーら『パイレーツ』シリーズを作り上げたハリウッドの最強チームと一緒に仕事ができるなんて、いろいろ学べることもあるだろうし、すごくワクワクした。でも逆に怖さも感じたよ。彼らがすばらしいだけに、自分の粗がめだってしまうかもしれないってね。
Q:子ども時代のヒーローは?
アーミー:子どもの頃は小さな島に住んでいたから、テレビをあまり見られる環境じゃなかった。だから父親がヒーローだった。
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▲天野さんと平さんは台に乗って高さ調節しています。
この後、ローン・レンジャーに扮したキャイ〜ン天野さんとウエスタンファッションの女優の平愛梨さんが登場。天野さんからの質問タイムがスタート。
Q:汽車のシーンはCG?
アーミー:CGはほんの少し。CGは全撮影で6日間しか撮っていないんだ。スタントシーン自分でやった証拠の体中のアザをみせようか (笑)。
Q:ジョニーのあの格好を見たときは、どう思った?
アーミー:彼と最初に会ったのはニューメキシコでの脚本読みだった。そこで座っていたらジョニーが来たというんで振り向いた。そうしたら頭にカラスが乗っかっていたから、本当にビックリしたよ! ジョニーと一緒に時速60キロで走る列車の上を走るシーンでは、あの鳥が飛ぶじゃないかと思った。
Q:原作よりコミカルになっていますが、アドリブは?
アーミー:脚本がすごくよく出来ていたので、なるべくアドリブは入れなかった。でもジョニーと意気投合してたんで、ノリで入れた部分もある。
Q:ジョニーが歌う、ナゾの歌にはなにか意味がある?
アーミー:確かに奇妙に見えるけど、ネイティブアメリカンの文化を忠実に反映している部分もあるんだ。この作品にはネイティブアメリカンの俳優も多数参加しているんだけど、その中にはストームブレイカーという、嵐を追い払う人もいて、彼がなにかを唱えると空がクリアになったんだ。
Q:復活したときものすごい高い櫓の上に立っていたけど……。
アーミー:あれはCGじゃない。あの櫓はスピリットプラットホームというんだけど、移動はすべてヘリコプター。崖っぷちに建てられていて、谷底まで1000メートルぐらいあるんだ。準備しているとき、登山用ロープの結び方は知っているかとスタントマンから聞かれたから、知ってるよって答えたら、上がったらその結び方で自分を結びつけるように言われた。あの上に上がったのは自分だけで、スタントマンも来なかった。下を見てクラッとするシーン、あれは演技じゃないよ(笑)。
Q:最後に日本のファンにメッセージを。
アーミー:ぜひ映画を楽しんでください。日本の方の反応を楽しみにしています。
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『ローン・レンジャー』
8月2日(金)丸の内ピカデリー1ほか全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト

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