ヘンリー・カビルが行きたいのは京都と富士山! 映画『マン・オブ・スティール』記者会見

22日、映画『マン・オブ・スティール』の記者会見が行われ、主演俳優のヘンリー・カビル、ザック・スナイダー監督、プロデューサーのデボラ・スナイダー、チャールズ・ローブンが出席しました。
『マン・オブ・スティール』は、世界一有名なヒーロー、スーパーマンがいかにして生まれたかを描いたストーリー。ラッセル・クロウ、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レインらベテラン演技派俳優が主人公クラーク・ケントの両親を演じているのも話題になっています。
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▲主演のヘンリー・カビル。


Q:映画『マン・オブ・スティール』に対する思いは?
チャールズ・ローブン:
世界中で大ヒットしているのはとてもうれしいことです。才能あふれる人々が、3年間に渡って取り組んだおかげで、人間味のある感情移入できる物語になったことが成功の要因だと思っています。
デボラ・スナイダー:世界中の人々が気に入ってくれて、とてもうれしい。3年間、作品を信じてつくりました。75年の歴史を持つスーパーマンですが、彼をよく知らない若い世代が楽しんでくれているのもうれしいです。
ザック・スナイダー:映画を作ることは、とてもパーソナルな作業です。監督として最善の力を尽くし、満足できる作品にしたいと思って作りました。世界中の人々も自分と同じぐらい満足していることをとてもうれしく思っています。
ヘンリー・カビル:この作品は自分がこれまででもっとも長く関わった映画で、撮っているときは感情的なアップダウンもありました。そして初めて見たとき第3者のように感動したんです。まさか自分の映画でそんなに感動するとは思わなかったので、これはザックの手腕によるもの。3人に感謝しています。
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▲ザック・スナイダー監督、デボラ・スナイダー、ヘンリー・カビル、チャールズ・ローブン。
Q:この作品の前後で、環境に何か変化がありましたか?
ヘンリー:
公私ともにドラマチックに変わりました。やはりスーパーマンという役を得ると、いろいろな意味で注目を浴びるので、以前は必死に脚本を探して、オファーがあればすべて受けるという感じでしたが、今は脚本が自分宛に送られてくる。自分がやりたい役を選べるようになりました。プライベートでは、道を歩いていると声をかけられたり、スターバックスに気軽にいけなくなったりしたけれど、すべてポジティブにとらえていますよ。
Q:タイトルにスーパーマンとつけなかった理由は?
チャールズ:
スーパーマンは非常に有名なキャラクターで、テレビ、映画で何回も作られています。今回は今までとは違う、新しいスタートであることを表現したかったのです。
Q:スーパーマンのコスチュームは、青いシャツに赤いパンツが定番。今回、パンツを履いていないのはなぜ?
ザック:
パンツを履いて欲しかった?(笑) パンツはヴィクトリア王朝のとき、肌を見せることはできなかったので、タイツの上にパンツを履いて、あたかも裸のように見せていたのが、起源だと思います。でももう21世紀だから、パンツはもういいんじゃないかと思って一新させたんです。
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▲ザック・スナイダー監督。
Q:次作はスーパーマンとバットマンの共演になるそうですが、どんな内容ですか? バットマン役はオーランド・ブルームというウワサがありますが。
ザック:
スーパーマンとバットマンは長い歴史を持つキャラクターで、2人が登場する映画は今までありませんでした。だから、初めて作ることは素晴らしい機会だと思っています。ストーリーを考えるとき、キャラクターはよりパーソナルでリアルに落とし込んでいく必要があり、ちょうど今、その段階にさしかかっているところ。オーランドが出るかどうかは、今はいえないな。
ここで、スーパーマンの衣装に身を包んだ渡辺直美さんが質問。
Q:ヘンリーは、スーパーマンのように空を飛べるなら日本のどこへ行きたいですか?
ヘンリー:いい質問だね。もっと日本を知っていたら、ピンポイントで言えるんだろうけど……。でもスーパーマンは飛べるから全部行けると思う。1カ所だけあげるなら京都かな、あるいは富士山だね。
Q:スーパーマンが登場した75年前と今とでは環境が違います。原題にあわせるために苦労した点は?
デボラ:
スーパーマンの物語が色あせないのは、テーマが普遍的だから。この作品が最もフォーカスしているのは、スーパーマンの人間的な部分。1人の少年がいかにしてヒーローになったのかを描いています。家族関係、価値観にも触れています。時代はかわりましたが、今でもヒーローは必要だと思いますし、スーパーマンが象徴すること、ホープ(希望)はもっと必要になっていると思います。
Q:父親役をケヴィン・コスナーとラッセル・クロウが演じています。共演した感想は?
ヘンリー:
2人との共演は特別な体験です。彼らは人間的にも素晴らしく、才能あふれる人たち。俳優は時に実際にないものを想像しながらグリーンシートの前で演じることもありますが、彼らは役になりきっているので、そんなときでもとても演技がしやすかったですね。
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▲整ったルックスのヘンリー。
Q:富士山に登ってみたいという理由は?
ヘンリー:
山に登るは大好きなんです。今回は、すぐに帰らなければいけないのですが、ぜひ休みに日本に来て登ってみたい。私は自然が大好きで、身体を動かすのも大好き。確か富士山は6〜8月末までしか登れないんですよね。なので、またその時期に、この温かい気候(笑)を楽しもうと思っています。
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【マン・オブ・スティール】メイン写真
『マン・オブ・スティール』
8月30日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー <3D/2D字幕/吹替え 同時公開>
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配給:ワーナー・ブラザース映画

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