クロエ・グレース・モレッツ「ダンスに誘われるなら、女優じゃなくてただのクロエとして見てくれる人がいい」

23日、映画『キャリー』の舞台挨拶が行われ、主演のクロエ・グレース・モレッツ(16)が登場しました。
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▲キュートなクロエ・グレース・モレッツちゃん。


『キャリー』はスティーブン・キングの同名小説を原作とする名作ホラーのリメイク。クロエは地味で内気、学校ではいじめられ、家では狂信的な母親に監視される孤独な少女キャリーを演じています。

クロエは今回、2回目の来日ですが、ファンの前に登場するイベントは初めて。「コンニチワー。クロエちゃんデス」と笑顔で挨拶してQ&Aがスタートしました。
Q:日本のファンと会っていかがですか?
ク:
日本にこんなにたくさんファンがいると思わなかったので、とっても興奮してる。前回『キック・アス』で来日したときは、まだ映画が公開前で誰も私のことを知らなかったので、普通のツーリストとして日本にいられたけど、今回はみんなが知ってるクロエ・グレース・モレッツとして、楽しい体験をしているわ。
Q:今回、キャリー役を演じようと思った理由は?
ク:
みなさんもご存じの通り、キャリーは脆くて、ナイーブで、虐待されるキャラクター。でもその反面、世界への興味や好奇心もとても持っている女の子なの。その部分は前作では描かれていなかったと思う。今回は21世紀の現代版キャリーをやりたいと思ったの。それはスティーブン・キングから見たキャリー像だとも思ってる。キャリーはテレキネシスという特殊能力があるけれど、これは彼女の病でもあり、これを通じてダークな面が出るのが面白いところだと思ったわ。
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▲かわいい!
Q:ジュリアン・ムーアさんとの共演はどうだった?
ク:
ジュリアンとの共演はとても素晴らしい経験で、俳優として成長するきっかけになったわ。彼女は俳優として素晴らしい仕事をしているだけでなく、夫、子どもがいる素晴らしいホームライフもある。彼女をみていると、いい仕事をしながらでも、ステキな家庭を持てるっていう希望を感じるわ。
Q:キャリーの有名なシーン、血はどのくらいかぶった?
ク:
血が付いたままのシーンが1カ月半続いたの。準備に2時間、撮るのに3時間かかったわ。夜、撮影していたから寒かったし、スモークをたいたりしていたから、髪の毛、耳、足まで血だらけ。でも初めて血を浴びたとき、キャリーになれたと思ったわ。
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▲ファンを見て笑顔。
Q:今日もとってもおしゃれですね。
ク:
今日はMIU MIUのワンピースにプラダのシューズよ。エネルギッシュで楽しいところが日本にぴったりでしょ。日本って世界一楽しくておしゃれだと思っているから、私もがんばらなくちゃって思ったのよ。
Q:日本で何か買った?
ク:
今日、原宿に行って、ユニコーンモチーフのセーターを買ったわ。すごく気に入っているから、日本から帰るときに着るかもね。
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▲お洋服大好きなクロエ。
Q:プロムのシーンで着るワンピースは?
ク:
あのドレスは50年代のウエディングドレスをリメイクしたもの。白だったのを染め直して、私のサイズに仕立て直したの。今回キャリーは70年代に青春を過ごした50代の母親が仕立てる洋服を着ているという設定。だから、キャリーのファッションは今どきじゃないのよ。
Q:クロエがプロムに誘われるとしたらどんな男の子がいい?
ク:
どうかしら。優しくて、親切で笑わせてくれる人。それから女優ではなく、ただのクロエとして誘ってくれること。これがいちばん大事。
Q:映画の見どころは?
ク:
泣いたり笑ったり大声を上げたり、ジェットコースターのようにいろいろな感情が味わえる映画よ。内容はみんな知っていると思うけど、血をかぶるシーンが楽しみだと思う人もいれば、起こらなければいいのにって思う人もいるでしょうし。いろいろな思いが渦巻くと思うの。コワイ面もあるしね。エキサイティングな映画なので楽しんでね。今日、見られない人は11月8日に映画館で、新しいキャリーを発見して欲しいわ。
『キャリー』
2013年11月8日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ
公式サイト

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