- 2016-2-17
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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で2015年の賞レースを総なめにし、オスカー4冠に輝いたアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督・脚本・製作を務め、いまだかつてない製作費をかけて大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9カ月間のロケ撮影を敢行した『レヴェナント:蘇えりし者』。
©2016 Twentieth Century Fox
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』『ギルバート・グレイプ』でアカデミー賞に4度ノミネートを果たすも未だ無冠のレオナルド・ディカプリオが、悲願のオスカー獲得を狙っています。2013年の俳優休業宣言を覆し本作への出演を快諾しただけあって、格闘シーンで鼻を折るほどの体当たりの熱演を見せています。
第88回アカデミー賞では、最多となる12部門<作品賞、監督賞、主演男優賞、主演男優賞、撮影賞、美術賞、編集賞、衣裳デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞>にノミネートされ、第73回ゴールデングローブ賞では、<作品賞(ドラマ部門)、主演男優賞(ドラマ部門)、監督賞>の最多3冠獲得で、数々の映画賞を賑わせています。
さらに、現地時間2月14日ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスにて行われた第69回英国アカデミー(BAFTA)賞では、作品賞、主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)、監督賞(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)、撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)、音響賞の<最多5部門>で受賞!
レオは、これまで同賞に4度ノミネートされるも、今回が初受賞。ゴールデングローブ賞と放送映画批評家協会賞に続いて米俳優組合(SAG)賞も制しており、悲願のオスカー獲得にまた一歩近づきました。
また、監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥについても、現地時間の2月6日に発表された第68回アメリカ監督組合(DGA)賞(長編映画部門)を受賞。2年連続で同じ監督が受賞するのは、DGA賞史上初めて。そして、DGA賞受賞監督がアカデミー監督賞を獲得できなかったのは、過去67年間の歴史のなかでもわずか7例しかないのだとか。これで、ディカプリオだけでなく、イニャリトゥ監督の2年連続のオスカー受賞も濃厚に。
臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、レオの鬼気迫る演技。唯一無二の鮮烈且つ、壮大な映画体験は、アカデミー賞授賞式をはじめ、今後も世界中を賑わすことは間違いないでしょう。
STORY
舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう…。“生きる”という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない――。彼は、生き延びることが出来るのか…。
『レヴェナント:蘇えりし者』
4月22日(金)TOHOシネマズ 日劇他 全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画