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ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン（65）によるセクハラ行為の被害者だったことを明らかにしたアンジェリーナ・ジョリー（42）やグウィネス・パルトロー（45）。彼女たちが被害を受けていたことで波紋を呼んでいますが、まだ被害者がいたことが明らかになっています。
Newscom／Zeta Image

▲アンジェリーナ・ジョリー。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、当時、ワインスタインがプロデュースする映画『Emma エマ』への出演が決まっていたグウィネスは、ミーティングのためにビバリーヒルズのホテルを訪問したそう。
そこでワインスタインは、マッサージを行うために彼女をベッドルームに誘ったのだとか。グウィネスは「私は子供だったし、映画の契約にサインしていました。あまりのことに呆然としました」とコメントしています。
ワインスタインの誘いを断ったグウィネスは、当時交際していたブラッド・ピットにこのことを話したそう。そしてブラッドがワインスタインに抗議したところ、グウィネスは「誰にも言わないように」とワインスタインから口止めされたのだとか。
Gwyneth Paltrow Instagram

▲1995年当時のグウィネス。
また、アンジェリーナ・ジョリーは1990年代の後半にホテルの部屋でワインスタインから誘われ、断ったといいます。アンジェリーナは同紙にメールで「私は若かった頃、ハーヴェイ・ワインスタインとの間に不愉快な経験をしました。その結果、彼と2度と一緒に働かないと決めたんです。他の人にも警告しました」「あらゆる分野の女性に対するこの行動は、どの国でも受け入れられることはありません」とコメントしています。
さらに、他の女優もワインスタインによるセクハラの被害者であったことを告白。映画『007 スペクター』でボンドガールを務めたレア・セドゥ（32）は英紙『ガーディアン』に自身の経験を語りました。
Léa Seydoux Instagram

▲レア・セドゥ。
レアは2012年、パリで開催されるファッション・ウィークでワインスタインと顔を合わせ、その後、ミーティングのためホテル「ホテル プラザ アテネ」で会ったのだそう。「ソファーで話していた時、彼が突然私にのしかかってキスしようとしたんです」「私は自分を守る必要があった。彼は大きくて太っているから、抵抗するために思いきり力を入れなくてはならなかったんです」とレア。
そんな彼女に再びキスしようとしたというワインスタインは、非常に横柄で自分をコントロールできていなかったのだとか。レアは、ワインスタインが彼女にキスすることに成功したのか、または彼女が離れようとしたときにどのように反応したかについてなど、詳細については時間が経過しているため、思い出すことができないそうです。
ワインスタインは他の女優に対して行ったように、映画の役にレアを考えていると話し、まずホテルのロビーで会い、最初は彼の女性アシスタントも同席していたのだとか。
「これは仕事ではありませんでした。彼には明らかな別の意図があったんです」とレアは語り、「ホテルの部屋での一件以来、私は他の多くの場面で彼を見てきました」「私たちは同じ業界にいるので、彼を避けることは不可能です。彼がどのような行動をとっているのかを見てきました」と、その後も顔を合わせていたことを明かしています。
「最もおぞましいことです。誰もがハーヴェイが何をしていたのか知っていて、誰も何もしなかったんです。何十年もの間このように行動し、彼が自身のキャリアを維持することができたことは信じられません」とレアは語っています。
ハリウッドに激震が走った、長年にわたって行われたセクハラの真実。今や世界中を巻き込んだこの事件、今後の展開がきになるところです。