- 2018-2-1
- NEWS
カナダ文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説を原作に米国Huluがテレビドラマ化。昨年4月に米国Huluにて配信が開始されるとすぐに話題となり多くのメディアから賞賛を浴びた『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。第69回エミー賞では作品賞を含む主要5部門を独占、さらに2018年ゴールデングローブ賞TVシリーズ/ドラマ部門にて作品賞を含む主要3部門にノミネートするなど、賞レースを席巻している超話題作です。
環境汚染が原因で少子化が深刻化した世界、妊娠ができる健康な身体を持つ女性は、家族、仕事、財産、そして人権をも突然奪われ<子どもを産むための道具=侍女>として上流階級の夫妻のもとに送り込まれることが法律で決定しているーー。その恐ろしく異様な世界で、侍女として仕えることになった主人公オブフレッド(エリザベス・モス)。侍女たちが行動を極限まで制限された監視下の世界で、どのように今を“生き抜く”か、オブフレッドの目線を通して力強く描かれています。
女性を“性奴隷”として扱ったショッキングなテーマは世界に衝撃を与えるとともに、宗教や圧政で女性の人権が侵害されている過去や現在への批判、そして未来への警鐘を含み、決して自分たちにも起こらない出来事ではない、と全世界で物議を醸しました。そんなセンセーショナルな問題作が、いよいよ日本に上陸!!
【ストーリー】
環境汚染で不妊率が増し世界中で少子化が問題となっている中、かつてのアメリカ合衆国から多くの領土を奪い宗教主義国“ギレアド共和国”が誕生する。この国では、子供を産むことができる健康な女性が、司令官と呼ばれる富裕層の子孫を残すために侍女として仕えることが定められていた。1人娘のハンナと夫ルークとともに、カナダ国境まで数キロのところまで逃げてきたジューンだったが、“守護者”と呼ばれる男たちに捕えられ連行される。そして、娘と夫の行方は分からなくなった。それから3年、侍女となったジューンは2人目となるフレッド・ウォーターフォード司令官に仕えることになり、オブフレッド(=フレッドのもの)と名前を与えられた。そして、侍女である彼女にとって最も耐え難いことのひとつ、子どもの出来ない司令官夫妻に子を授けるための月に一度の“儀式”の日がくる…。誰も信じることが出来ない中監視されている恐怖、理不尽な世界から抜け出せない苛立ち、絶望の中でオブフレッドはもがき苦しむが、生き別れになった最愛の娘ハンナにもう一度再会することを願い、生き抜くことを決意し、希望を見出していく。
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン1(全10話)
2月28日(水)から独占配信スタート、以降毎週水曜日に1話ずつ追加予定(字・吹)
© 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.
クリエイター:ブルース・ミラー 監督:リード・モラーノ 原作:マーガレット・アトウッド 「侍女の物語」(早川書房)
出演:エリザベス・モス、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ジョセフ・ファインズ、マックス・ミンゲラ、マデリーン・ブルーワー、アレクシス・ブレデル、アン・ダウト 他