007のジェームズ・ボンド役などで知られるショーン・コネリー(90)が、滞在先のバハマで亡くなったことが明らかになりました。死因はまだ明らかにされていません。
貧しい家庭に生まれて大スターになるまで
1930年8月25日にスコットランドに生まれたショーンは、貧困家庭で育ったことをオープンに語っていました。その逸話のひとつが、乳児の頃、両親がベビーベッドを買う余裕がなかったため、タンスの引き出しの中で寝かされていたこと。
若い頃は、地元の美術学校でヌードのモデルをしたり、建築現場で働くなど、俳優とは関係のない仕事に就いていたのだそう。また、10代の頃にはイギリス海軍に3年間所属していたのだとか。そんな彼の人生における需要な転機となったのが、ボディビルコンテストでの優勝。それがショービジネスの世界への入り口となったといいます。
1957年、映画『地獄特急』でスクリーンデビューを果たし、その後、007シリーズのジェームズ・ボンドを7回演じました。そして1987年、映画『アンタッチャブル』でアカデミー賞助演男優賞を受賞。2000年、エリザベス女王からナイトの称号を与えられました。数多くの映画に出演しましたが、2011年に映画製作から引退することを発表。
プラベイートでは、1962年に女優のダイアン・シレントと結婚し、その後離婚。1975年モロッコ出身のアーティスト、ミシュリーヌ・ロックブルーンと再婚しました。近年はニューヨークで過ごし、妻と一緒に散歩しているところを時折目撃されていました。
訃報を受けて、「007」のオフィシャルツイッターアカウントも追悼の意を表しました。ご冥福をお祈りします。