- 2020-12-30
- NEWS
- リース・ウィザースプーン
2018年、米誌『Forbes』による「最も稼ぐ女優」ランキングにおいて、1,650万ドル(約17億円)で5位にランクインしたリース・ウィザースプーン(44)。ポッドキャスト「HFPA in Conversation」に出演した際、女性がお金を稼ぐことについてコメントしました。
2002年のアカデミー賞授賞式に、当時の夫ライアン・フィリップ(46)とプレゼンターを務めたリース。
ライアンが受賞者の名前が記された封筒を開けていたところ、リースは彼に受賞者を自分が読み上げてもいいかと尋ねました。その瞬間、彼は 「僕よりも君の方が稼いでいるからね 」と言って封筒を手渡したのです。
「そんなことがあったってこと、忘れてたわ」「でもあなたの言う通り、彼はそう言ったわね。でも、台本に書かれていなかったのよ。彼は放送前にそれを言うつもりだと私に言わなかったしね。だから、その瞬間に少し混乱したわ」とリースは当時を振り返ってコメント。
稼ぎすぎる母親のせいで娘が泣いて帰ってきたことも
また、女性が成功を収めるときに直面するプレッシャーについて、オープンに語りました。
「大金を稼いでいる女性があまりにも少ないから、それが恥ずかしくて仕方がないこともあるのよね。例えば男性の映画スターが期待されないような立場で、より多くのことを与えたり、より多くのことをしたり、人に尽くしたりすることを期待されることもあるわ。でも、2000年くらいから、そうしたジェンダーによる規範はかなり変わってきていると思う」
リースの娘アヴァが小学2年生の時、ある日泣きながら家に帰ってきたのだそう。それは、他の生徒から「お母さんはハリウッドで最も稼ぐ女優の一人だ」と言われたからだといいます。
「とても恥ずかしかった」とアヴァが言っていたため、リースは彼女にいくつかの良いアドバイスをしたのだとか。
「女性がお金を稼いでいることを恥ずかしいと思っては絶対にダメだと言ったの。世界中には、機会や教育を受けていない女性や、お金を稼ぐ力のない女性がいるわ。より多くの女性がさらにお金を稼いで、そのお金を提供することで世の中を大切にし、地域社会を大切にし、そのお金でより多くのことをするようになるでしょう。だから、お母さんがお金を稼いでいることを悪いと思ってはいけないし、自分がお金を稼いでいても悪いと思ってはいけないのよってね」
ハリウッドにおける男女間の賃金格差が問題視されるのが当たり前になったいま、リースの発言には重みがあります。