- 2021-4-24
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- シャイニング, ジャック・ニコルソン
「Daily Mail」が1980年に公開された名作『シャイニング』でジャック・ニコルソン(84)が使用した小道具の斧が売り出されることになったと報じました。
その値段はなんと45,000ポンド(約677万円)なのだとか。
作品のなかで主人公のジャックは恐怖に怯える妻ウェンディを追いかけた後、ドアに斧を叩きつけて「ジョニーが来た」と宣言。ジャック演じるジョニーの狂気を迫力満点に見せているのが、小道具の斧。目の前に振り下ろされる斧で恐怖に慄くウェンディの様子は、映画史に残る名演技です。
実は、この斧は発泡スチロール製。たくさんの傷や欠けがあり、ジャックがこの斧を何十回も振り回したことがうかがえるのだとか。
専門家によると、この時代の小道具が存在するのは奇跡だといいます。1980年当時、映画の記念品収集はまだ始まったばかりで、小道具は撮影後に捨てられるのが常だったのだとか。ちなみに、今回出品されているものと同様の別の発泡スチロール製の小道具が、2019年に41,600ポンド(約626万円)で落札されたそう。今回の価格は妥当だと言えそうです。