ヘンリー王子（36）とオプラ・ウィンフリー（67）が手がけるApple TV+のメンタルヘルスに関するドキュメンタリー番組「あなたに見えない、私のこと」が21日に配信スタート。エピソード1「声に出して語ろう」のなかでヘンリー王子（36）は、自身のメンタルヘルスについて語りました。
ヘンリー王子は、オプラに過去の傷を癒すため、4年前からセラピーに通っていることを告白。「ヘンリー王子ではなくヘンリーでいたかった」と普通の生活を望んでいたことを打ち明け、「ややこしい人生だった」と語っています。
母ダイアナ妃を想うときに思い出す情景は、車を運転するダイアナ妃が原付に乗ったパパラッチに追われながら涙ぐんでいる姿。車の後部座席に座ったヘンリー王子はそんな母を救ってあげられないことに対して、自身の無力さを感じていたそうです。
そして悲劇は1997年8月31日、パリで起こりました。ダイアナ妃が乗っていた車とパパラッチが運転するバイクがカーチェイスを行った結果、交通事故に遭い、ダイアナ妃は36歳という若さでこの世を去ってしまったのです。
以降、ヘンリー王子は自分の感情に蓋をして、大丈夫なふりをして公務を続けたといいます。けれど、人前に出てカメラに囲まれることは大変な苦痛を伴ったそう。実際には精神に問題をきたしており、パニック障害に陥るほどだったとか。「28歳から32歳までの4年間は人生における悪夢だった」と言うヘンリー王子は、何も感じないでいられるためにアルコールとドラッグに走ったのだそう。
そんなヘンリー王子が幸せを感じたのは、軍にいた10年間だったといいます。特別扱いされることなく、普通だと感じることができたそう。
「自分を解放する唯一の手段は真実を話すこと」と語るヘンリー王子。配信開始間もないこのドキュメンタリー番組、現在はエピソード4まで視聴可能。ヘンリー王子は何を語っているのか…大きな話題となるのは間違いなさそうです。