- 2021-8-27
- ENTERTAINMENT
- M.ナイト・シャマラン, オールド
『シックス・センス』(99)『スプリット』(17)ほか、話題作を次々生み出すスリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』が、本日8月27日(金)から日本公開。本作のテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、[時間]が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルが描かれています。
この度、シャマラン監督を始めとした、製作スタッフ陣が撮影時の貴重なエピソードを語る特別映像が到着! 開口一番に「現場での撮影準備はまさに悪夢だった」とシャマラン監督が語る本作の撮影は、2020年新型コロナウイルスの世界的な流行によって、あらゆる主要都市がロックダウンされていた時期に行われた。
場面設定はほとんど一か所のみだったため、その撮影箇所を探すことが製作者にとって最重要タスクとなった本作。撮影の準備として、まずは主な舞台となる美しいプライベートビーチ、そして2つ目はホテルのロケ地探しから始まり、間もなくカリブ海に目を付け、中でもドミニカ共和国を検討するように。シャマラン監督と主なスタッフたちは3か所を候補として挙げ、最終的に、息を飲むほどの美しい景観だけでなく、本作の世界観に必須となる適度な孤立感を持つサンタ・バーバラ・デ・サマナのマジェスティック・ビーチを主な撮影場所に決めた。このドミニカ共和国での撮影は、シャマラン監督において、初の試みである米国外での撮影となり、過去に『ヴィジット』(15)、『スプリット』(17)、『ミスター・ガラス』(19)といった近年のシャマラン監督作品で何度もタッグを組んできた製作のマーク・ビエンストックも「撮影は苦労の連続だった」と語るように、コロナ禍というだけでなく、撮影地がドミニカ共和国という小さな国での撮影ということで必要な備品や人材をすべて準備して現地入りしたこともあり撮影は過酷だったようです。
美術監督のネイマン・マーシャルは、「崖に周囲を囲まれ周囲と遮断されたビーチという発想は面白い仕掛けだ。視覚的にも物語的にもね。思わずシャツを脱いで飛び込みたくなるような海だ」とロケ地として選ばれたサマナのビーチの魅力について語る。しかし、悪夢のような撮影準備期間を乗り越えたスタッフたちを待ち受けていた障害は、コロナウイルスだけではありませんでした!
ようやくロケ地が決まったものの、撮影期間は運悪くハリケーンのシーズンと重なってしまったといいます。「文字どおり世界中を探し回ったよ、私の頭の中にあるようなビーチをね。結局カリブ海で撮ることになったが、コロナもハリケーンも保険に入れなかった。そして崖を作ったところで、ハリケーンに襲われた。リスクの多い撮影だった」と当時起こったハリケーンによる壮絶なアクシデントについてシャマラン監督は語ります。しかし、そんな中「限られた時間で撮るからミスはできない。1日だって延期できない中、本作を撮り切れたことを誇りに思うよ」と語り、コロナウイルスやハリケーンなど数々のアクシデントや制約を乗り越えて完成した本作に自信を覗かせています。
コロナ禍の真最中に撮影されたことで、意図せず隔絶を強いられた世界の現状ともシンクロすることになった本作は、いよいよ本日8月27日(金)より全国公開 !
純度100%の《シャマラン映画》でありつつ、混迷の時代に生きるわれわれに届けられたネクストレベルのエンターテインメントを、戦慄と興奮とともに体感してください!!
『オールド』
全国公開中!
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