15日、全6エピソードの後編3エピソードが配信開始されたNetflixのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」。配信前から後編は英王室へ打撃を与えることになるだろうと報じられていた通り、いくつかの衝撃的な事実がヘンリー王子とメーガン妃によって語られました。
♦タブロイド紙のせいでメーガン妃が流産
20年11月、メーガン妃が米紙『New York Times』に寄稿したエッセイによって明らかにされた流産。長男アーチー君のおむつを換えている際、するどい痛みを感じた、と赤裸々に綴りました。その流産の原因について、タブロイド紙(「Daily Mail」)によるバッシングが原因だと言及しました。
♦自分たちに対するネガキャンの材料を兄ウィリアム皇太子の側近が提供
今月8日に公開された前編3つのエピソードのなかで、ヘンリー王子は英国王室とタブロイド紙との特別な関係を説明しました。
王室機構と英マスコミの間には「一種の暗黙の契約」があること。その根底にあるのは税金。税金が王室に使われているから、人々はその代償に王室のメディアへの対応に期待する。その期待にこたえるべく、マスコミは王室のネタを追いかけ続ける。
王室記者クラブというものがあり、そこに所属しているのは英紙『Telegraph』以外はすべてタブロイドだそうです。
王室の広報はそれぞれに担当があり、チャールズ国王の広報、ウィリアム皇太子の広報、ヘンリー王子の広報…というふうにわかれており、それぞれが記者クラブに対応するわけですが、広報同士間での争いがあるそう。ウィリアム皇太子の側近である広報が、ヘンリー王子夫妻のネタを王室記者クラブにリークしていたことが判明。
◆きょうだい間の確執
ヘンリー王子夫妻が王室を離脱する前、2020年1月に家族で話し合いの場がもたれた際、計画を知ったウィリアム皇太子が大声をあげて激昂。チャールズ皇太子は真実ではないことを話して、エリザベス女王はただ黙って座っていただけだったと明かしました。
また、この話し合いのあとにウィリアム皇太子とヘンリー王子で共同声明を出したのですが、王子いわく「名前を出す許可は出していない」そう。その声明とは、ウィリアム皇太子がヘンリー王子をいじめたことが王室離脱の一因だという報道を否定するもの。つまり、身の保身のために出した声明だったというわけです。ウィリアム皇太子のために、彼ら(広報)は簡単に嘘をつく、とヘンリー王子は語っています。