『別れる決心』BTSのRMも心酔する、パク・チャヌクの右腕チョン・ソギョンって?

本年度のアカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出、5 月に開催さ
れた第75 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞、先日発表された第80 回ゴールデン・グローブ賞作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)にノミネートされたパク・チャヌク監督最新作『別れる決心(原題:헤어질 결심/英題:Decision to Leave)』が、2023 年2 月17 日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷他全国公開することが決定いたしました。

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今年5 月のカンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出、ゴールデン・グローブ賞作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)にノミネートされ、いよいよアカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストにも選出されアカデミー賞ノミネートへ王手となった本作。
韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1 位を獲得、決めセリフが SNS で流行、BTS のメンバーRM も複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNS やYouTube で報告するなど、社会現象ともいえるブームを巻き起こしています。

監督を務めるのはパク・チャヌク。『オールド・ボーイ』(03)で第57 回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた巨匠の6 年ぶりの最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。

RM も心酔する巨匠パク・チャヌクの右腕、チョン・ソギョン

パク・チャヌクの右腕として映画史にその名を刻むチョン・ソギョン。2003 年、短篇公募展の審査員だったパク・チャヌクと出会い、それ以降『親切なクムジャさん』『サイボーグでも大丈夫』『渇き』『お嬢さん』『別れる決心』
と数多くの作品をパク監督と共同執筆している。最近では『若草物語』に着想を得て、主人公のマーチ姉妹が現代韓国に生きていたら、という問いかけから生みだされたNetflix で配信中の「シスターズ」を執筆。演出を「ヴィンチェンツォ」のキム・ヒウォンが手掛け、予想のできない展開で考察が考察を呼び、日本のNetflix で1 位(テレビ部門)、グローバルランキングでも3 位を記録しました。


『別れる決心』は、韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1 位を記録し、決め台詞がSNS で流行するなど、社会現象を巻き起こしているます。さらにBTS のメンバーRM は自身のSNS、YouTube などでこの映画、そしてチョン・ソギョンのファンであることを公言しており、先日遂に自身がMC を務める番組「知っていても役に立たない神秘的な人間雑学辞典」にチョン・ソギョンがゲスト出演を果たしました。

しかし、RM はチョン・ソギョンのゲスト出演を知ったのは前日のことだったそうで、「とても驚いた。『別れる決心』『シスターズ』を欠かさず一緒に見ていた友だちに『チョン・ソギョンさんが出演する』と言ったら、みんな興奮していた」とその動揺と喜びが感じ取れるコメントをしました。

番組内で『別れる決心』の脚本の話題になった際には、「愛という言葉を使わずにメロドラマを書きたかった」と語り、5~6 回本作を鑑賞したというRM らを感嘆させた。韓国での公開時のインタビューでも、本作で最も重要な要素は、「人間の心」であると語るチョン・ソギョンは、「「誰が犯人か」「有罪か否か」よりも、「その人は私を愛してくれているか」「あの人が私のことを思ってくれているのか?」ということに重きを置いた」と語ります。

パク監督との作品ではたびたび台詞が話題になるのだが、その台詞は1つのハードディスクと2 台のキーボードでリアルタイムに推敲し合うという方法で執筆されています。

パク監督は主人公の刑事へジュンと被害者の妻ソレがやりとりする台詞は「100%刑事映画であり、100%ロマンス映画だ」と述べています。あ
なたには本作が刑事ドラマに感じるか、それともロマンス映画に感じるのか? 是非台詞にも注目して作品をお楽しみください。

『別れる決心』
2023年2月17日 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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