セリーヌ・ディオン「最も偉大な200人のシンガー」から外れる

米誌『Rolling Stone』が、2008年に発表した「最も偉大な100人のシンガー」のリストを更新し、新たに「最も偉大な200人のシンガー」を発表しました。

@celinedion

「TMZ」によると、基準を変更したこともあり、アーティストのリストは広範囲で変化に富んでいるものの、ファンの怒りを買うような疑問のある決定もいくつかあるよう。最も衝撃的なのはセリーヌ・ディオン(54)がリストから外されたことだろうと報じました。

パワフルで巧みな歌唱力で知られるセリーヌは、脚光を浴びながら、世界中で2億枚以上のレコード売上を記録し、数々の賞賛と賞を獲得してきました。そんなセリーヌがなぜリストに入っていないのか、異論を唱えるファンも。ネット上にはファン以外からも「彼女は決して好みではないけど、素晴らしい音域を持つ偉大なシンガーの1人であることは否定できない」という意見もあります。

トップ10の顔ぶれはーー1位がアレサ・フランクリン。その後、ホイットニー・ヒューストン、サム・クック、ビリー・ホリデイ、マライア・キャリー、レイ・チャールズ、スティービー・ワンダー、ビヨンセ、オーティス・リーディング、アル・グリーンがランクイン。

トップ10をソウルやR&Bのアーティストが独占する一方で、11位から20位はロックやポップスのシンガーが加わり、はるかにバラエティに富んだ顔ぶれとなりました。

ロックンロールのアイコン、リトル・リチャードとジョン・レノンが11位と12位に入り、パッツィ・クライン、フレディ・マーキュリー、ボブ・ディラン、プリンス、エルビス・プレスリー、セリア・クルス、フランク・シナトラ、マーヴィン・ゲイと続きます。

Daily Mail」によると、セリーヌより優れた歌声を持っていないことは、ほとんどの専門家が認めるところとして名前が挙がっているのがオジー・オズボーン(112位)。またディー・ガガ(58位)、テイラー・スウィフト(102位)、アッシャー(97位)、セレーナ(89位)、ザ・ウィークエンド(110位)、ジョージ・マイケル(62位)などのポップスターのほとんどに批評家が異を唱えただろうと報じています。

Rolling Stone』によると「最も偉大な200人のシンガー」は、同誌のスタッフと主要な寄稿者によって作成されたそう。過去100年間のポピュラー音楽の傾向を示すとともに、読者に「これは偉大な歌手リストであって、偉大な声楽家リストではないことを心に留めておいてください」と呼びかけています。

ページ上部へ戻る