- 2023-1-17
- ENTERTAINMENT
- 別れる決心
本年度のアカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞、米映画芸術科学アカデミーより発表された国際長編映画賞のショートリスト入りも果たし、いよいよアカデミー賞®ノミネートに注目が集まるパク・チャヌク監督最新作『別れる決⼼』(2 ⽉ 17 ⽇(⾦)より TOHO シネマズ ⽇⽐⾕他全国公開)。
<今年最もロマンティックな作品>との呼び名も高い本作で、刑事へジュン(パク・ヘイル)と惹かれ合う美しき容疑者ソレを演じたタン・ウェイ。デビュー作の『ラスト、コーション』(2007)で、体当たりな演技と強烈な美しさで大きな注目を集めた彼女が現代に生み出す新たなファムファタールに注目です!
デビュー作『ラスト、コーション』で約1万人の中から選ばれヒロインに大抜擢!
パク・チャヌク監督最新作の『別れる決心』でヒロインのソレを演じるのは、ヴェネチア国際映画祭にてグランプリの金獅子賞に輝いたアン・リー監督の『ラスト、コーション』(2007)で熱烈な映画デビューを飾ったタン・ウェイ。
彼女は、中国出身で、ミス・ユニバースにも選ばれたほどの美貌の持ち主だが、約1万人の中からオーディションで『ラスト、コーション』のヒロインに大抜擢され、台湾版アカデミー賞と言われる第44回台湾金馬賞(金馬奨)で最優秀新人賞を獲得し一躍注目の存在となりました。
本作は、日本軍占領下の上海を舞台に、女スパイと政府高官の禁断の愛を描き、日本ではR-18指定での公開となるほどの過激な描写で大きな話題を集めたが、彼女はデビュー作とは思えないほどの大胆な演技でトニー・レオン演じる主人公を誘惑するヒロインを演じ、その体当たりの演技と強烈な美しさで世界中の度肝を抜きました。
その後も、キム・テヨン監督の韓国・香港・アメリカ合作の映画『レイトオータム』(2010)で韓国の映画賞である百想芸術大賞で外国人初の最優秀演技賞を受賞し、鮮烈な印象を残しました。
さらに、中国国内で5億元を超えるヒット作となった『めぐり逢いの予感/北京ロマンinシアトル』(2013)や、第34回香港電影金像奨で作品賞を獲得したアン・ホイ監督の『黄金時代』(2014)ではタン・ウェイ自身も2015年度の香港電影導演會年度頒獎禮・第2回英國倫敦國際華語電影節にて主演女優賞を受賞するなど、国際的女優として一躍その名を広く知らしめていきました。そして、2019年には「大明皇妃 -Empress of the Ming-」にて12年ぶりのテレビドラマ出演となり、常に大きな注目を集め続けています。
初のパク・チャヌク作品に言語の壁を超えての出演!
パク・ヘイルの出演は脚本が出来上がる前に決定し、彼の出演を前提に脚本作業がされたというが、その際にすでにタン・ウェイの出演も決まっていたといいます。
ヒロインのソレを中国人に設定したのも、彼女をキャスティングするためだというほどで、パク監督は、「『ラスト、コーション』を見た時から、彼女と映画を撮りたいと思っていました」と念願の出演であったことを明かしました。
そして、パク・チャヌク監督作品への出演は本作が初となるが監督の作品の大ファンだというタン・ウェイは「彼は驚異的な考えの持ち主であり、驚異的なキャラクターを生み出します。私が演じたソレというキャラクターもそうでした。昨日、パレでの公式上映が終わった瞬間、『監督、ありがとうございます。監督のおかげで、私の人生の一部が完成しました』と言ったほどです」とカンヌ国際映画祭の際に喜びを語っています。
『別れる決心』
2023年2月17日 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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