発売されたばかりのサム・スミス(30)のニューアルバム『グロリア』に収録されている「I’m Not Here to Make Friends」のMVが物議を醸しています。
ビデオは、サムが巨大なピンクの羽毛のローブを着ながら、ヘリコプターで邸宅の前庭に飛び込むところから始まります。大きなヘッドピースをつけた黒のタキシードドレスを着て、巨大な階段をおりていく様子はとてもゴージャス。その後、サムとダンサーたちはコルセット、ニップルカバーなどを身にまとい、スキャンダラスな姿に。
「Just Jared」によると、そんな刺激的なビジュアルにLGBTQ+コミュニティのメンバーなどを含むいくつかのグループから、このビデオを問題視する声もあがっているのだそう。右派メディアからも反発があり、このビデオは子どもが見るには不適切で、YouTubeで公開すべきではないとの指摘もあるのだとか。
サムがコルセットを着用するのは問題ないけれど、似合わないのが気になると言う人も。
その一方で擁護する声も多く、LGBTQ+コミュニティのファットフォビア(太っていることや太っている人への病的なほどの嫌悪を持つ人や考え)なコメントの標的となっているとの指摘も。
「もしサム・スミスが痩せていて、シスで、ストレートだったら、見せ方や服装を揶揄されることはないだろう」
「もしハリー・スタイルズが雑誌の表紙で同じ衣装を着ていたら、あなたたちはYAS QUEENと叫ぶだろうね。とにかく、太ったクィアピールを応援しよう」
ボディシェイミングがNGの世の中でありながら、特定の体型を嫌悪したり極端な考えを持つ人の声が目立つのもSNS時代ならではですね。