- 2023-2-22
- ENTERTAINMENT
- 別れる決心
TOHO シネマズ 日比谷他全国公開中のパク・チャヌク監督最新作『別れる決心』。
『オールド・ボーイ』(2003)や『お嬢さん』(2016)など、唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきたパク・チャヌク監督の最新作に公開前から大きな注目が集まったが、ついに日本でも先週・2 月17 日より全国公開!
巨匠がエロスもバイオレンスも封印して挑んだ“大人のラブロマンス”に世界中でリピーターが続出となったが、日本でも「先が読めなくて、目が離せない」「何気ないセリフや小道具に、見終わった後も余韻が残る」「もどかしくて、何度も観たいと思わせる」などと早くもSNS などで話題沸騰中です。
BTS のRM も5 回も鑑賞したという程大ハマりし、韓国では公開後に脚本集がベストセラー1 位を獲得するなど異例の大ヒットとなった本作ですが、本作の魅力のひとつでもある一癖も二癖もあるセリフたちが観客の心を掴んで離さない!
パク・チャヌク監督が『愛している』と決して言わないラブストーリーを作りたかったという本作の、見れば見るほどに染み渡るグッとくる名ゼリフを大紹介!
観客の心を掴んで離さない、何度も観たくなる名ゼリフたち!
RM お気に入りのシーンの吹替版本編映像も解禁!
巨匠パク・チャヌク監督がエロスもバイオレンスも封印して挑んだのは、大人のためのラブロマンス。刑事と容疑者という、惹かれあってはならないもの同士の禁断の愛を描いた本作は、過激なラブシーンは一切なく、さらに言葉の壁がもどかしさを掻き立て、なんともロマンティックでエロティックです。
パク・チャヌク監督が新境地を見せつけることとなった本作は、一見何気ない台詞やディティールに多数の伏線が張り巡らされており、見るたびに新しい謎が増えるとリピーターが続出している。5 回も鑑賞をしたほど本作に大ハマりしたというBTS のRM は「品はどこから来ると思う? 誇りからですよ」というセリフが特にお気に入りだといいますが、これは刑事らしからぬ清廉潔白なへジュンがソレに「完全に崩壊しました」と別れを切り出す際に投げかけた台詞です。
そして、より台詞を堪能することができる吹替版でこのRM のお気に入りの台詞が詰まったシーンの本編映像を合わせて解禁! ソレは「“愛している”と言った瞬間、あなたの愛は終わり、その愛が終わった瞬間、私の愛が始まった」という名台詞も残していますが、監督が『“愛している”と決して言わないラブストーリーを作りたかった』というように、へジュンはソレに“愛している”と告げたことは一度もありません。
本作では、ターコイズブルーのドレスが緑色に見えたり、波の模様が山の模様に見えたりと詳細までこだわり抜かれた小道具にも注目ですが、セリフもまた、ある言葉が別れを意味することもあれば、愛を意味することもあるのです。
さらに、ソレもへジュンに対して独特な言葉使いで愛を伝えているのですが、「あなたの未解決事件になりたい」という本作のキーでもあるセリフに込められた意味とは――? なんでも解決をしないと気が済まない性格のへジュンにとって、未解決事件とは何なのか。
まだまだ紹介し尽くせないほど、本作にはトリックの込められた台詞や小道具が目白押しです。冒頭、夫を亡くしたのに悲しみの反応が薄いソレに対して、へジュンの後輩刑事が疑いの目を向けた際、へジュンは「悲しみが波のように押し寄せる人や、水にインクが広がるようにゆっくり染まる人もいる」と詩的な返答をしています。
ソレのことを表したこの台詞のように、この映画も見れば見るほどに印象が変わり、時間が経つほどに謎が深まっていき、インクのように染み渡り、観客の心を掴んで離さない!一癖も二癖もあるセリフや小道具などにも注目して、何度でも本作を楽しんでいただきたい。きっとラブロマンスとサスペンスの見事な融合を体感することになるはず!
『別れる決心』
TOHOシネマズ 日比谷ほか絶賛公開中
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