- 2024-1-11
- ENTERTAINMENT
- ソウルメイト
第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』のデレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』。世界各国の映画賞・映画祭を席巻し多くの映画ファンを魅了した話題作が、韓国・済州島を舞台に新たな傑作として生まれ変わる。この度、ミン・ヨングン監督がメガホンをとり、キム・ダミを主演に迎えた『ソウルメイト』が、2月23日(金・祝)より新宿ピカデリー他にて全国公開となる。
ミソとハウンは、小学生からの大親友。絵を描くのが好きな2人は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、大切な存在だった。しかし、ジヌとの出会いが二人の運命を大きく変えていく。想い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンはミソに“ある秘密”を残して忽然と姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半生が紐解かれるとき、涙なしでは観られない“2人だけの秘密”が明らかになる―。
性格も価値観もまるで違う二人の幼馴染が想い合い、時には激しくぶつかり合いながらも紡がれる深い友情の物語を描いた本作。
ミソを演じるのは、ドラマ「梨泰院クラス」のキム・ダミ。大型新人として頭角を現した映画『The Witch/魔女』(2018)では特殊な力を持つ最強の“魔女”を、「梨泰院クラス」(2020)ではIQ162の天才少女に扮するなど特殊な役を演じることが多かった彼女だが、本作では等身大の女性を好演。表向きは自由奔放で明るく振る舞う一方、複雑な家庭環境で育ち、心の奥底に悲しみを抱える繊細なキャラクターを、高校時代から30代まで巧みに演じ分けている。両親から愛されて何不自由なく育つも、自分の意志では生きることができない親友・ハウンにチョン・ソニ。ふたりの関係に深く関わるジヌを、話題のドラマ「力の強い女カン・ナムスン」(2023)での好演が記憶に新しいピョン・ウソクが演じる。
ミソ(キム・ダミ)&ハウン(チョン・ソニ)、“ソウルメイト”の「青春」が凝縮された
エモーショナルでノスタルジーな空気漂う、場面写真&本編映像が公開!
公開されたのは、エモーショナルでノスタルジーな空気が漂う、<計10点>の場面写真。ともに楽しいひと時を過ごすミソとハウンの姿をはじめ、ハウンの恋人・ジヌ(ピョン・ウソク)を交えた“海デート”、さらに隣同士で絵を描く子供時代のミソ&ハウンの様子を捉えたものなど、互いへの信頼が滲む数々のカットには至るところにふたりの“青春”が散りばめられている。一方、ふたりが手を取り合い見つめ合う別れのシーンや、大人になったミソが葉書を片手に切ない表情で一点を見つめるカットも…。
さらに併せて公開されたのは、部屋でくつろぐミソとハウンの様子を捉えた本編シーンの一部。映像では、伝説のロックスター、ジャニス・ジョプリンのように「嵐のごとく生きて私も27歳で死にたい」と飄々とした態度で語るミソに対し、「私より先に死んだら許さない」と本気で怒るハウンの様子が映し出されている。微笑ましいふたりの姿からは固い絆を感じさせる一方で、儚い未来を予感させるシーンだ。
唯一無二の“ソウルメイト”を見事に演じきったキム・ダミとチョン・ソニ。本作が初共演となる両者だが、ソニはダミとの初対面を「あの人が私のミソだと思った!」と振り返り、運命的なものを感じていたそう。対するダミもカメラが回らないところでも(ソニを)“ハウン”と呼んでいたといい、撮影期間に入る前からふたりで様々な話を重ねていたことを明かしている。当時の様子について、「作品の話題というよりも、お互いの話をよくしましたね。ミソとハウンのように仲よくなれば、それが演技に生きると思ったんです。たくさん会って、美味しいものもよく食べていました」と振り返るダミ。劇中さながらの信頼関係を構築してきたキム・ダミ&チョン・ソニが“ソウルメイト”を体現しているからこそ、互いを想いあうミソとハウンの姿は誰しもの心を揺さぶり、大切な誰かとの記憶を蘇らせるような温かくも切ない物語に厚みを与えている。
色鮮やかでノスタルジックな映像にのせて、絵画から綴られるふたりの友情の物語。予想だにしない結末と、ミソの生きる希望となったハウンとの“秘密”とは一体?16年に渡る彼女たちの軌跡を、スクリーンで見届けて欲しい。
『ソウルメイト』
2月23日(金・祝) 新宿ピカデリーほか全国公開
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