- 2024-1-19
- ENTERTAINMENT
- ボーはおそれている
ホアキン・フェニックス主演の映画『ボーはおそれている』の公開を記念したポップアップ展「#ワタシはおそれている展」の開催が決定。
『ヘレディタリー/継承』で映画ファンの注目を集め、『ミッドサマー』が全世界で大ヒットを記録するだけでなく、多くの観客に“消えない傷”を植え付けた天才監督アリ・アスター。『ジョーカー』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞、本作で第81回ゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネートされるなど快進撃が止まらないホアキン・フェニックスを主演に迎えた最新作『ボーはおそれている』が、いよいよ2月16日(金)に公開!本作『ボーはおそれている』の公開を記念したポップアップ展「#ワタシはおそれている展」の開催が決定した。
アリ・アスター監督作品の『ミッドサマー』、『ボーはおそれている』の公式ポスターを手がける画家・ヒグチユウコさん、グラフィックデザイナー・大島依提亜さんによるこれまでに発表したポスターが展示されるほか、「未体験の「恐れ」を味わう旅に出よう」というテーマを元に、新作アート作品の展示や、会場に訪れることで作品づくりに関わることができる参加型の企画展となっている。また、「#○○はおそれている」というお題をうけて、創られた新たなアート作品も展示される。今回のポップアップ展のために新作アート作品を発表するのは、アーティストのとんだ林蘭さんと岸裕真さん。
コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作し、渡辺直美さん、あいみょんさんとのコラボレーションなどでも話題のとんだ林蘭さんは、立体作品の展示を予定する。今回の参加にあたって、「『恐れ』というネガティブなテーマで作品を作ったことが無かったので、やってみたいと思いました。ニュートラルな印象に「恐れ」を落とし込めたらと思いました。映画「ボーはおそれている」を観ながら「恐れ」とは「安心や退屈」とものすごく近くにあり、表裏一体だと感じました。」とコメント。
人工知能(AI)を用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作する岸裕真さんは、もともとアリ・アスター監督の映画作品に影響を受けていたという。今回参加にあたって、「ひとつの世界を外から眺める残酷さと可笑しさが、アリ・アスター作品の魅力だと思います。一本の映画世界をきっかけに、知覚できなかった外部の世界へ創造を手招きするこのアリ・アスター映画は、僕を含め多くのファンをブラックホールのように惹き付けてきました。今回、映画とは別のレイヤーで展開するひとつの物語装置と捉えて、この展覧会に参加します。人間とは別のアルゴリズムで思考するAIたちと、特異な華を添えられたらと思います。」とコメントする。
参加型の展示には、参加者が映画の世界の中に入り込めるような仕掛けや、SNSでの投稿と連動した展示物で会場内を飾っていくコーナーのほか、劇中と同じシーンのフォトスポットなどが展示されている。会場となる「澁谷藝術」の併設レストラン「RISTORO神南」でのコラボメニューの展開も予定している。
映画公開前の3連休に、このポップアップ展で、作品の拡張世界に浸れば、最高の予習になるに違いない! ポップアップ展「#ワタシはおそれている展」は、2/9(金)〜2/12(月・祝)に「澁谷藝術」にて開催!映画『ボーはおそれている』は、2/16(金)全国公開!
《開催概要》
展覧会名称:#ワタシはおそれている展
開催期間:2/9(金)〜 2/12(月・祝) 各日OPEN 13:00 / CLOSE 19:00
開催会場:澁谷藝術(神南)渋谷区神南1-5-19 ハレ神南別館
入場料:無料
参加アーティスト:(ポスター展示)ヒグチユウコ、大島依提亜
(企画展「#ワタシはおそれている」)とんだ林蘭、岸裕真
(参加型展示)会場に訪れたワタシ ※敬称略
コンセプト:未体験の「恐れ」を味わう旅に出よう。薬の飲み合わせも怖い。人混みを歩くのも怖い。隕石が落ちるのも怖い。みんな違ってみんなそれぞれ日々、何かを恐れながら生きている。誰かが感じる恐怖と、わたしが感じる恐怖。
どこが似ていて、どこが違うのか。今までは辿り着けなかった他者との共通点、そして他者との分かり合えなさを可笑しく、そして尊く感じるために、いろんな人の「恐れ」を旅してみよう。
◎とんだ林蘭 (とんだばやし・らん)氏 コメント
「恐れ」というネガティブなテーマで作品を作ったことが無かったので、やってみたいと思いました。ニュートラルな印象に「恐れ」を落とし込めたらと思いました。映画「ボーはおそれている」を観ながら「恐れ」とは「安心や退屈」とものすごく近くにあり、表裏一体だと感じました。
(プロフィール)http://tondabayashiran.com/ Instagram▶︎https://www.instagram.com/tondabayashiran/
1987年生まれ、東京を拠点に活動。コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作する。猟奇的でいて可愛らしく、刺激的な表現を得意とし、名付け親である池田貴史(レキシ)をはじめ、幅広い世代のさまざまな分野から支持を得ている。
◎岸裕真 (きし・ゆうま)氏 コメント
ひとつの世界を外から眺める残酷さと可笑しさが、アリ・アスター作品の魅力だと思います。一本の映画世界をきっかけに、知覚できなかった外部の世界へ創造を手招きするこのアリ・アスター映画は、僕を含め多くのファンをブラックホールのように惹き付けてきました。今回、映画とは別のレイヤーで展開するひとつの物語装置と捉えて、この展覧会に参加します。人間とは別のアルゴリズムで思考するAIたちと、特異な華を添えられたらと思います。
今回、AIたちと共に聖母子像を描いた絵画作品を中心に、小規模な演劇的インスタレーションを展示します。宗教画の歴史において何度も描かれてきたモチーフである聖母子像を、私たち人間が築き上げてきた信仰を全く考慮しないAIプログラムたちによって異化・再解釈し、人間社会から自由な信仰と、親子の関係性から離れた母子愛のあり方について考えながら制作しています。
(プロフィール)https://obake2ai.com/ Instagram▶ https://www.instagram.com/obake_ai/
人工知能(AI)を用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作する日本のアーティスト。主に、西洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような創作をおこなう。AI技術を駆使した作品は、見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリミナルな空間を作り出す。
『ボーはおそれている』
2024年2月16日(金)全国公開
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