- 2024-2-6
- ENTERTAINMENT
- ソウルメイト
第93 回アカデミー賞国際⻑編映画賞にノミネートされた『少年の君』のデレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七⽉と安⽣』。世界各国の映画賞・映画祭を席巻し多くの映画ファンを魅了した話題作が、韓国・済州島を舞台に新たな傑作として⽣まれ変わる。この度、ミン・ヨングン監督がメガホンをとり、キム・ダミを主演に迎えた『ソウルメイト』が、2⽉23⽇(⾦・祝)より新宿ピカデ
リー他にて全国公開となる。
ミソとハウンは、⼩学⽣からの⼤親友。絵を描くのが好きな2 ⼈は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、⼤切な存在だった。しかし、ジヌとの出会いが⼆⼈の運命を⼤きく変えていく。想い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた16 年⽬のある⽇、ハウンはミソに“ある秘密”を残して忽然と姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半⽣が紐解かれるとき、涙なしでは観られない“2 ⼈だけの秘密”が明ら
かになる―。
性格も価値観もまるで違う⼆⼈の幼馴染が想い合い、時には激しくぶつかり合いながらも紡がれる深い友情の物語を描いた本作。ミソを演じるのは、ドラマ「梨泰院クラス」のキム・ダミ。⼤型新⼈として頭⾓を現した映画『The Witch/魔⼥』(2018)では特殊な⼒を持つ最強の“魔⼥”を、「梨泰院クラス」(2020)ではIQ162 の天才少⼥に扮するなど特殊な役を演じることが多かった彼⼥だが、本作では等⾝⼤の⼥性を好演。表向きは⾃由奔放で明るく振る舞う⼀⽅、複雑な家庭環境で育ち、⼼の奥底に悲しみを抱える繊細なキャラクターを、⾼校時代から30代まで巧みに演じ分けている。両親から愛されて何不⾃由なく育つも、⾃分の意志では⽣きることができない親友・ハウンにチョン・ソニ。ふたりの関係に深く関わるジヌを、話題のドラマ「⼒の強い⼥カン・ナムスン」(2023)での好演が記憶に新しいピョン・ウソクが演じる。
映画・エンタメ・カルチャーなど各界から熱い支持を受ける総勢32 名の著名人から、本作を称賛する<コメント&イラスト>が一挙到着!
あと2週間余りで公開を迎える本作だが、先⽇⾏われた⼀般試写会で本作を鑑賞した⼀般客からも
「自由奔放に見えるけど繊細な主人公を演じるキムダミの演技が本当に素晴らしかった」「何度も何
度も感情を揺さぶられた。友情を越えた2 人の深い愛の物語に涙が止まらなかった」「期待以上に
温かくて切なくて美しくて、私の人生映画になった」といった熱量の⾼い感想がSNS を中⼼に広がっ
ている。公開に向け期待の声が⾼まる中、今回は⼀⾜早く本作を鑑賞し惚れ込んだ著名⼈から絶賛の
コメントが到着。
公開されたのは、俳優・モデル・芸⼈・監督・映画ライターほか、各界から絶⼤な⽀持を受ける<総勢32 名>からのコメントだ。さらに漫画家・⼈気イラストレーターからも本作の魅⼒や世界観を表現したイラストも公開された。
飾らない⽣き⽅が同世代の⼥性を中⼼に共感を集めているフリーアナウンサー・俳優の宇垣美⾥をはじ
め、⽂筆家・映像作家・俳優などさまざまなフィールドで才能を開花させ活躍を⾒せる⼩川紗良、⾃⾝のInstagram では丁寧な⽣き⽅を発信し、約28万のフォロワーを抱えるモデル・⼥優の⾼⼭都。『勝⼿
にふるえてろ』(2017)『私をくいとめて』(2020)など⼥性の⼈⽣を描き続けてきた映画監督の⼤九
明⼦、⼥性芸⼈の“新しい⽣き⽅”を体現していることでも注⽬のお笑いカルテット、ぼる塾の⽥辺智加&
酒寄希望、ミソとハウン同様に⾒た⽬も性格も正反対の仲良しコンビ・エルフ、累計リスナー30万⼈超
えの⼈気ポッドキャスト「ゆとりっ娘たちのたわごと」のパーソナリティ、ゆとたわなど、豪華⾯々からコメントが寄せられている。
<コメント一覧> ※敬称略
●宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
名前をつけることすら野暮なこの関係に、たまらない既視感を覚え、胸がぎゅっと苦しくなった。喧嘩しても、たとえ遠く離れてい
ても、あなたの目に映る私だけが本当で。そんなふうに思える相手との間に、別れは永遠に訪れない。
●ery(イラストレーター)
一枚の公募展の大賞に選ばれた作品から始まる物語。
作者と絵のモデルの謎が紐解かれていく流れに、
最後まで目が離せず、 ワンシーンごとが絵としてもとても綺麗で、
二人のアルバムを追っているような気持ちになります。
絵を軸に自分に向き合い相手に向き合う二人の姿は、
どこか懐かしさとピュアな愛を感じる友情物語です。
●エルフ はる(芸人)
大人になっても会いたい、大切、と思える友達が居るのは素晴らしい事なんだと感じましたし、
これから先おばあちゃんになってもミソとハウンのような関係の友達を大切にしたいと思いました。
大人になると、仕事だったり家庭を持ったりなどで友達と連絡取ったり会ったりとか学生の頃みたいに出来なくなっていましたが
この映画を見終わると、大好きな友達に絶対会いたくなります。
●エルフ 荒川(芸人)
爽やかな感動友情物語なのかと思ってました。
日々、境遇、夢、綺麗事だけではない私たちの現実に近い胸の痛みがこの映画に詰まっていました。
みる人によって捉え方、全部違うんだろうなあ
みている時ずっと
自分の大切な友達のことを思い出していました。
地元の友達に会いたいです(笑)
みんなの顔と私の顔が違う様に
自分だけの人生を歩んで行きたいと
思いました。
●枝優花(映画監督・写真家)
わたしとあなた
世間や誰かから、簡単に名前をつけられて
愛だの友情だの
美しいとか清いとか醜いとか変だとか
そんな言葉ひとつで知ったふうに語られたくない
だけども、一方でこの世界の誰にも理解されたくない
わたしたちしかわかりえない関係
そんな2 人の時間をそっと見つめるような映画だ
●大九明子(映画監督)
この映画の中の済州島は美しい。子供が示す少々の無軌道さも認めてもらえて、幸福なテーマパークみたいだ。
ミソとハウンがあのまま島に留まっていたらどんなによかったことだろう。
ソウル、バイカル湖、そんなにまでしてあの済州島から遠く離れるのはなぜだろう。それが成長するってことなのか。
●大沢かずみ(イラストレーター)
「家族」では無いし、「恋人」とも全く違う。「友人」ではなんか足りない。
だけど「親友」でも違和感を感じる。2 人の間には今ある言葉だけで名前をつけられなさそうな
感情があって、お互い想い合い、すれ違う心の機微に、
あたたかさと、さみしさが入り混じった気持ちになりました。
●小川紗良(文筆家・映像作家・俳優)
好きすぎて嫌いになるくらい好き。
その感情は、友情や恋愛などとは別次元で、深くて熱くてほろ苦い。
そういうふたりに、あえて言葉をあてはめるなら「ソウルメイト」と呼ぶのだろう。
ふたりの親密さを取り巻く世界が、スクリーンを超えて私の孤独と共鳴する。
●小谷実由(モデル)
どんなに感情が交錯しようとも、お互いに抱く心は同じ。たとえ二人がどうなろうとも、あの日から二人はずっと同じ場所にいる。
●今日マチ子(漫画家)
こんな友だちがいたらいいな、と誰もが幼い頃に憧れたはず。
笑い、溶け合い、反発し合うふたり。成長してからも心を共有する辛さ。
まるで古びた子ども部屋を大人ふたりで使っているかのよう。
どんなにケンカをしても、過ごしてきた時間のぬくもりが彼女たちを包んでいる。
●高山都(モデル・女優)
友達よりも純度が高く、家族よりも近くて深いこの感情は「愛」になるのだろうか。
彼女たちの真っ直ぐで嘘のない感情は、美しく苦くもある。
ミソとハウン、子供の頃からずっと一緒にいた2人は太陽と月、光と影のように対照的だ。
互いに惹かれ合い、時には大きくぶつかり合い、そしてまた歩み寄り、人生の中で大きな存在になっていく。
人生において、こんなに向き合って想い合える出会いと関係は、かけがえのない宝物だろう。
幼なじみも親友もいなかった私には、眩しく少し羨ましくも感じた。家族、恋愛、進学、社会…彼女たちの生き方や選択が、「ふ
たりの青春」となり瑞々しくやわらかな疾走感で描かれている物語。
●NATANE(visionary creator)
2 人の演技力に圧倒されました!!お互いを想うがあまりぶつかり合ってしまう、不器用だけど愛に溢れた2 人が眩しかったで
す。恋人でも家族でもない、カテゴライズできない深い”愛”があると改めて気づかされる映画でした。数年後にまた見返した
い!きっと違う見え方がしてまた泣いてしまうだろうなぁ。。
●花くまゆうさく(漫画家・イラストレーター)
上手に絵を描くハウンと自由に絵を描くミソ、親友となった小学生2 人のいたいけな様子がまぶしくたまらない。そして高校生
になったミソ役でキム・ダミ登場。スクーターに乗る姿ひとつとっても、えらく魅力的ですごい。殺人マシーン(THE WITCH/魔女)
時の彼女が最高でしたが、今回も最高だ。
●一青窈(歌手)
名前を持たない星にそれぞれ住んでるんじゃないか!?
って思うほどにすれ違う
青春時代特有の微妙な心のゆれが
みずみずしく描かれた甘酸っぱい映画。
いつか我が子らにも親友ができると
こんなふうに葛藤と困惑と幸せを
噛み締めるんだろうなぁ、と
未だ見ぬまばゆい未来に思いを馳せました。
●ぼる塾 酒寄希望(芸人)
私はこの人に出会う為に生まれてきた。そういうことは友情でも起こりうることだと思います。ミソとハウンのように、私にも正反対
の性格を持つかけがえのない友人がいます。正反対なのに、私は彼女を自分の一部であると思っているし、彼女も同じことを
言ってくれます。ミソとハウンの友情に、私は自分と彼女を重ねました。
●ぼる塾 田辺智加(芸人)
淡く儚いだけどこの友情は永遠だなぁと感じました。友情には色々な形がありどんな形も最高だけどたった1 人のソウルメイトに
出会える人生って貴重だなと思いました。映画を観ている間私も大切な友人の顔が浮かびました。
●山本奈衣瑠(俳優)
私たちが過ごしてきた時間はさ、
確実に存在していたよね。
ミソが振り返った姿を見て分かった。
二人が二人だけの分かる言葉で
それを確かめ合っているのを。
●ゆとたわ(podcaster)
かりん「ふたりの関係性ってなんだと思う?」
ほのか「うーん。家族でも恋人でもないし……。でも、友達っていうのもしっくりこないんだよなあ」
かりん「ミソとハウンを定義できる言葉なんて、存在しないのかも」
ほのか「だから最強なのか」
●横田美憧(モデル)
見終わったあと、いま近くでお互いに影響しあっている大切な人への愛を再認識出来ました。
ソウルメイトという深く強い絆に震えた作品でした。美しい映像と壮大な景色には終始見入ってしまい、特に3人で海ではしゃぐ
シーンは青春!!
●ISO(ライター)
誰かと見つめ合うとき、相手の瞳に自分の姿が映るように、
特別な糸で結ばれた彼女たちの瞳にはいつもお互いの姿があった。
たとえ離れ離れになり、軋轢が生じても、決して消えないそんな「存在」に
出会える切実な痛みと喜びを、この物語は鮮やかに映し出している。
●今祥枝(ライター・編集者)
キム・ダミとチョン・ソニが、対照的だがともに魅力的なキャラクターを作り上げているからこそ、ふたりが引き合う絆の強さは説得力を増す。ミソとハウンのように魂の片割れに出会うことができたなら、それこそが奇跡。憧れてやまない人生の“宝物”を描いた珠玉の青春映画だ。
●奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
姉妹のようにして育ちながらも違う感性で絵を描くミソとハウン。相手をまなざすことで、自分が見えてくる。その瞳がとらえる光を丁寧に描き出すことによって、他人から望まれる人生ではなく自分を生きようとする1 人と1 人の物語として強度が増した。香港から韓国へと託された「わたしたちの話」は、大人であろうとする自分の心の奥をぎゅっと掴む。
●児玉美月(映画文筆家)
そっか、これは女が女を逃してやる映画だったんだ。女が女を結婚からも子供からも解放して、自由にさせてやる。きっとふたりは、そうすることで永遠になったんだ。
●SYO(物書き)
青春は美化される。色調や記憶に優しく補正をかけて。
そこには生々しい悔恨と、切実な祈りがあるのだろう。
それでも清くあろうとしたふたりの魂の愛に、涙した。
●常川拓也(映画批評家)
韓国リメイク版『ソウルメイト』は、『燃ゆる女の肖像』を彷彿とさせる絵を媒介にした愛の物語として生まれ変わった。女性が決断のたびに犠牲を払わなければならない異性愛規範の世界の中で、ジャニス・ジョプリンが自由とクィアネスの啓示となり、互いの不足を補い合う永遠の二人一対=魂の伴侶たちは既存の名称に囚われない非模範的な関係/代替的な家族形態を見出そうとするのである。
●中井圭(映画解説者)
長い友情には痛みも苦味もある。真の友人がそれすらも飲み込み受容するものだとしたら、いま我々が手軽に繋がり、友だちと呼ぶ関係性は、本物だろうか。本作は、長い年月をかけた友情の苦悩に焦点をあてることで、親愛の念を画面に焼き付ける。
●松崎まこと(映画活動家/放送作家)
ずっとそばにいる筈だった、大切な友。かけがえのない人との“永遠”を守るため、”彼女“が選んだ道が明かされた瞬間、私は眩暈と戦慄を覚えた。そして気づくと、滂沱の涙を流していた。
ハウンとミソ。2人の女性の心震える愛と友情の物語を、是非その目で確かめてください。
●松崎健夫(映画評論家)
相手に対する気持ちを素直に伝えられないでいるミソとハウンが、お互いに向ける<まなざし>は言葉よりも雄弁なのである。
相手を慮ってしまうあまり己の感情を押し殺し、胸中を伝えられなかった経験は誰しもあるはず。だからこそ、気持ちのズレが生じてゆく二人の関係に共鳴し、わたしたちは哀哭してしまうのだろう。
●松谷創一郎(ジャーナリスト)
性格も家庭環境も異なるふたり。
しかし、だからこそミソとハウンは互いを必要とする。
両者の抱く感情は、友情とも愛情とも言い切れない。
その両者が混淆するかのような親密性──それはまさに「ソウルメイト」だ。
そして、その関係性はキム・ダミとチョン・ソニだからこそ織りなすことができた繊細さだ。
●ミヤザキタケル(映画アドバイザー)
関係が深まれば深まるほどに、相手の良いところだけではなく嫌なところも見えてくる。異なる道を歩めば、価値観も重きを置くものも変わっていき、疎遠にだってなっていく。それでもなお“友達”でい続けられることの価値や重みを、彼女たちが歩む16年の歳月の中に垣間見た。あなたには「ソウルメイト」と呼べる間柄の人はいますか?
●森直人(映画評論家)
ジャニス・ジョプリンの名曲「ミー・アンド・ボビー・マギー」がラジカセから流れる。
ふたりのヒロインの絆を永遠に繋ぐテーマソングのように。
なんて美しいイメージだろう。『ソウルメイト/七月と安生』を最高次元に昇華させた、と言いたいほど上質のリメイクだ。
●よしひろまさみち(映画ライター)
一度しかない人生における最高の出会い。ソウルメイトと呼べる関係にしか存在しないそれぞれの刹那が切り取られた美しい人間ドラマ。オリジナルの設定から韓国に移したことで生まれた、より身近な涙がある。
『ソウルメイト』
© 2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.
2月23日(金・祝) 新宿ピカデリーほか全国公開