映画『ソウルメイト』親友と過ごした“かけがえのない日々”を映し出す―<全6種のアザービジュアル>が公開

第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』のデレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』。世界各国の映画賞・映画祭を席巻し多くの映画ファンを魅了した話題作が、韓国・済州島を舞台に新たな傑作として生まれ変わる。この度、ミン・ヨングン監督がメガホンをとり、キム・ダミを主演に迎えた『ソウルメイト』が、2月23日(金・祝)より新宿ピカデリー他にて全国公開となる。

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ミソとハウンは、小学生からの大親友。絵を描くのが好きな2人は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、大切な存在だった。しかし、ジヌとの出会いが二人の運命を大きく変えていく。想い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンはミソに“ある秘密”を残して忽然と姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半生が紐解かれるとき、涙なしでは観られない“2人だけの秘密”が明らかになる―。
性格も価値観もまるで違う二人の幼馴染が想い合い、時には激しくぶつかり合いながらも紡がれる深い友情の物語を描いた本作。
ミソを演じるのは、ドラマ「梨泰院クラス」のキム・ダミ。大型新人として頭角を現した映画『The Witch/魔女』(2018)では特殊な力を持つ最強の“魔女”を、「梨泰院クラス」(2020)ではIQ162の天才少女に扮するなど特殊な役を演じることが多かった彼女だが、本作では等身大の女性を好演。表向きは自由奔放で明るく振る舞う一方、複雑な家庭環境で育ち、心の奥底に悲しみを抱える繊細なキャラクターを、高校時代から30代まで巧みに演じ分けている。両親から愛されて何不自由なく育つも、自分の意志では生きることができない親友・ハウンにチョン・ソニ。ふたりの関係に深く関わるジヌを、話題のドラマ「力の強い女カン・ナムスン」(2023)での好演が記憶に新しいピョン・ウソクが演じる。

いよいよ23日(金・祝)より公開を迎える本作。一足早く一般試写で本作を鑑賞したファンからは熱量の高い口コミが広がり続けているが、本作に惚れ込んだ著名人からも続々と称賛コメントが到着。「名前をつけることすら野暮なこの関係に、たまらない既視感を覚え、胸がぎゅっと苦しくなった。喧嘩しても、たとえ遠く離れていても、あなたの目に映る私だけが本当で。そんなふうに思える相手との間に、別れは永遠に訪れない」(宇垣美里)、「友情には色々な形がありどんな形も最高だけどたった1人のソウルメイトに出会える人生って貴重だなと思いました。映画を観ている間私も大切な友人の顔が浮かびました」(ぼる塾 田辺智加)、「好きすぎて嫌いになるくらい好き。その感情は、友情や恋愛などとは別次元で、深くて熱くてほろ苦い。そういうふたりに、あえて言葉をあてはめるなら「ソウルメイト」と呼ぶのだろう。ふたりの親密さを取り巻く世界が、スクリーンを超えて私の孤独と共鳴する」(小川紗良)といった熱量の高いコメントを寄せている。

映画ファンを中心に公開前から注目を集める本作だが、この度、ミソとハウンがともに過ごした“懐かしい日々”を写し出すアザービジュアル6種が公開。さらにキム・ダミ、チョン・ソニ、ピョン・ウソクがお気に入りのシーンを語る特別映像も到着!

今回公開されたアザービジュアルは、全6種。海辺を仲良く散歩する様子や、スクーターにまたがり歌を口ずさむ二人の姿など、ミソとハウンが故郷・済州島で過ごした“かけがえのない瞬間”が切り取られている。中にはそっとミソに寄り添い頭を撫でるハウンの様子を捉えたものもあり、楽しい時からほんの少し寂しさを感じるような瞬間まで、どんな時もいつも一緒に過ごしてきたふたりの深い関係性を感じることができる。ミソとハウンが過ごした、何ものにも代え難い“大切なあの日々”。誰しもが心の中にいる“大切な人”を思い出させる、温かくもどこかノスタルジックな切なさを漂わせるビジュアルに仕上がった。

さらに併せて公開された特別映像は、キム・ダミ、チョン・ソニ、ピョン・ウソクらキャスト陣がお気に入りのシーンを語る様子を収めたもの。まずダミが挙げたのは、済州島から離れソウルで暮らしていたミソが再び故郷に戻り、ハウンと数年ぶりの再会を果たすシーン。言葉も交わさずにただお互いを見つめ合いゆっくりと抱き合う二人の姿が描かれる場面だ。このシーンについてダミは「どんな姿を見せればいいのかとても悩んだ」というが、「どんなに長い間離れていたとしても、見つめ合い抱き合うだけで多くを語っている場面だと思いました」と自身の解釈を明かしている。一方、チョン・ソニが挙げたのは、ミソの後ろ姿を切なそうに見つめるハウンの表情が映し出されたシーン。映像では“遠ざかる後ろ姿は見慣れない感じがした。考えてみたら見たことがなかった。あんたはいつも隣にいたから”というハウンの心の声も収められているが、その見慣れない二人の距離や表情から、どことなく寂しさやすれ違いを感じさせる場面だ。このシーンについてソニは「後ろ姿を見たことがないなんて、慈悲深いですよね。寂しさを感じて初めて気づくんです」とハウンの心情について触れながら、「後ろ姿を見た時のハウンの感情が、私の中にも一番強く残っています」と回顧している。


そしてピョン・ウソクが挙げたのは、ミソとハウン、ジヌの3人が海で思いきり遊ぶ様子を捉えたシーン。まぶしい太陽に照らされながらエメラルド色に輝く海を泳ぎはしゃぐ姿が印象的な場面だが、このシーンを選んだ理由についてウソクは次のように理由を明かす。「3人が過ごした中で一番楽しかった時間だと思うんです。3人で海に浮かんでいる場面では、聞こえる波や風の音、見上げた空の青さ、全てがキレイだったんです」彼女たちの“かけがえのない瞬間”を切り取ったこの場面が、ミソとハウンが想いあいながらもすれ違う16年に渡る友情の物語を、より一層切ないものにさせているようだ。

『ソウルメイト』
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2月23日(金・祝) 新宿ピカデリーほか全国公開

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