- 2024-3-7
- ENTERTAINMENT
“アイアンクロー=鉄の爪”を得意技とした実在のプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック。父である彼の教えに従ってプロレスの道を選び、世界王者になることを宿命づけられた兄弟の実話をもとにしている本作は、気鋭の映画スタジオA24が製作・配給を務め、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』の鬼才ショーン・ダーキン監督と初タッグ。プロレス界の伝説にして“呪われた一家”と呼ばれたフォン・エリック・ファミリーの実話を、植え付けられた価値観からの解放という今日的なテーマに踏み込んだ感動作に仕上げた。
フォン・エリック家の次男を演じたのは、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズで大ブレイクしたザック・エフロン。本作ではこれまでの甘いフェイスは封印し、驚異の肉体改造を披露しているとともに、兄弟のまとめ役である物静かで優しいケビンの誠実さや脆さを表現する繊細な演技に挑戦した。三男デビッド役には、『ザリガニの鳴くところ』、『逆転のトライアングル』などで話題のハリス・ディキンソン。四男ケリー役は、GG賞・エミー賞を席巻し、大ヒットとなった人気ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」で主演を務める、いま大注目の俳優ジェレミー・アレン・ホワイト。父フリッツ・フォン・エリックには、ドラマシリーズ「CSI:マイアミ」やNetflixシリーズ「マインドハンター」などで高い人気を誇るホルト・マッキャラニーが起用されている。
このたび解禁となったのは、フォン・エリック一家を演じたキャストたちが実際の彼らの姿を再現した特別写真。試合着でポーズをきめる兄弟たちや、亡きデビッドの異名“テキサスの黄色いバラ”にちなんだ黄色いバラを捧げるケビンの様子を収めたものなど、当時の貴重な写真と比較することで、本作の圧倒的な“再現度”を楽しむことができる。
また、特別写真解禁にあわせて、劇中に登場する往年のプロレスラーたちを捉えた特別映像も到着!劇中ではフォン・エリック家のみならず、リック・フレアーやハリー・レイス、ブルーザー・ブロディなど、当時大活躍した名プロレスラーの容姿や着こなし、言動を完全再現している。彼らによる本格的なプロレスシーンは、米プロレス団体AEWの現役王者であるMJFことマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンがエグゼクティブ・プロデューサーを、元WWE王者のチャボ・ゲレロ・ジュニアがプロレスシーンコーディネーターを務めたことによるもので、それぞれがレスラー役として劇中にも出演している。
さらに、この忠実な再現は人物だけにとどまらない。本作では、ダラスの名物プロレス会場スポルタトリアムを忠実に再現したセットが使用された。観客を前にしたプロレスシーンの撮影では、実際に当時の試合を子どもの頃に見て育ったプロレスファンたちがエキストラとして参加している。コーディネーターのチャボ・ゲレロ・ジュニアは、撮影をこのように振り返る。「多くのエキストラがワールドクラス・チャンピオンシップ・レスリング(WCCW)を思い出した。昔見たシーンだったんだ。撮影が終わったあと、みんな俺にこう言った『子どものころ見たのと同じだった』ってね」。
『アイアンクロー』
4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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監督・脚本:ショーン・ダーキン
出演:ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソンほか