- 2024-5-4
- ENTERTAINMENT
- 大阪コミコン2024
2024年5月3日(金・祝)~5月5日(日・祝)までの3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)にて開催する「大阪コミックコンベンション2024」(以下、「大阪コミコン2024」)が昨日ついに開幕し、本日2日目を迎えた! 本日も開場を待ちきれないファンが早朝から会場に詰め掛け、30分前のアーリーオープンとなった。
本日最初のステージは、カルトな人気を誇るSFドラマ・シリーズ『スターゲイト:アトランティス』の主人公シェパード少佐を演じ、コミコン初参加となるジョー・フラ二ガンを迎え、ドラマの思い出や共演者ジェイソン・モモア氏とのエピソードを語った。自分のスマホで会場を撮影しながら軽やかに登場したフラニガン氏は、「日本に来られてとてもワクワクしています。日本は最も素敵な場所ですし、最近京都にも行ってワオ!という気持ちです」と嬉しそうに挨拶した後、ファンから寄せられた質問に答えるトークセッションに。
◆メンターはハリソン・フォード!!
まずドラマ『スターゲイト:アトランティス』が人気な理由を尋ねられると、「SFファンのためのSF作品であること。他のSF作品からも色々引用があり、さらに重要な要素としてユーモアがある点です。サークルを通って冒険をして古代に行ったり、世界中の宗教や神話も扱うエピソードもあるのでテーマが普遍的である事も人気の理由だと思います」と答え、主人公を演じるポイントとしては、「大変な状況になった時にどういう行動をとるか分からない、予想外の行動をするようなインディアナ・ジョーンズやハン・ソロを演じた僕の大好きなハリソン・フォードを目指して演じていました」と意外なメンターの存在を明かした。
そして今回「大阪コミコン 2024」に共に来日しているジェイソン・モモアとプライベートでも仲良しという噂を聞かれ、まず「いや、仲良くないよ」と場内の大爆笑をさらった後、「本当はとても仲良しです。大阪コミコンに来られたのもジェイソンが『日本に一緒に行こう』と誘ってくれたおかげで、この後は一緒にロンドンに行きます。実はこの前にはニュージーランドでジェイソンが監督するCMを一緒に撮影していたのですが、とても面白いCMなので出来上がったら是非見て欲しいです」と仲の良さをニコニコしながら披露した。
最後に「日本はみんな礼儀正しく、リスペクトもしてくれて、日本の文化というものがとっても心に染み入りました。本当にありがとうございます」と最後まで爽やかな印象を残してステージを降りました。
◆「日本が大好き!また来るからね!」
続いては、『ウォーキング・デッド』のダリル、映画『処刑人』シリーズのマーフィー、ゲームでは『DEATH STRANDING』のサムでおなじみのノーマン・リーダスが登場!自身がプロデュースもつとめた最新作『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』についても語りました。立ち見含め満場のファンの歓声が飛ぶ中、「ハロー、ジャパン!グッモーニン!おはようございます!」と挨拶しながら登場し、客席からの「ハロー!」には「ハロー!」で、「アイラブユー!」には「アイラブユー、トゥー!」というように、声援を送るファン一人ひとりに反応する律義さを見せたノーマン氏。トーク中、自分が喋っている途中で「キャー!」と声援が上がった際にも「ハーイ!」と返事をし、常にファンを大切にする彼の気持ちに場内は温かいムードに包まれた。
トークコーナーでまず『ウオーキング・デッド』の人気の秘密を聞かれると、「このドラマの登場人物たちはアポカリプスが無ければ決して結集していなかったであろう人々ですが、生き残るためには手を取り合っていかなければいけない状況になり、ダリルも元は他人より自分を大事にする人物でしたがシーズンが進むにつれダリルのキャラクターが変わっていく、進化していく様子を出して行けたからだと思います。オリジナルの脚本ではレイシストで泥棒で本当にひどい人物だったのですが、私が少しずつ脚本を変えてもらった効果もあったのかもしれません」と長年演じている役の進化を人気の理由に挙げた。
ノーマン・リーダス氏の映画の代表作『処刑人』の第3弾が作られるウワサについては「ホントだよ」と答え、その瞬間、場内から大歓声が。「元々700万ドルで製作された映画でしたが、口コミで大ヒットとなりました。最初は配給してくれる会社を探すのも大変な作品だったのですが、今回は『ジョン・ウィック』のプロデューサーがやるので、規模的にもかなり大がかりな作品になります。まだごく初期の段階の脚本を呼んだのですが、この時点でも既にクレイジー!な出来で、私自身も凄く楽しみにしている作品です」と期待を煽るコメントをした。
『ウォーキング・デッド』のウォーカー役になってダリルに殺されたいからエキストラを公募して欲しい、というファンの声には、「ホントにウォーカーをやりたいんですか?あれはメイクに時間もかかって、実はコンタクトが凄く大変で、あのコンタクトをするとほとんど前が見えなくなるんですよ。ちなみに今製作中の『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』ではダンサーを集めてウォーカーを演じてもらっているのですが、ダンサーだけに、普通の人が出来ないような体の曲げ方や姿勢をしてくれて、自分自身も長年やっている役なのに凄く新鮮な気持ちで演技が出来ました」とウォーカー役にも様々な工夫がされている秘話が明かした。
ノーマン氏と一緒にバイクで走れるツーリングイベントをやって欲しい、というファンの声には、「仲間と一緒にツーリングで世界中の様々な場所を巡るTV番組を6シーズンも過去にやっていて、ピーター・フォンダやキアヌ・リーブスにも出演してもらい、日本でロケもやって富士山にもツーリングで行ったのですが、またそんな企画をやってみたくなりました」と相変わらずバイク好きの一面を見せ、映画とTVドラマの違いを聞かれると、「TVは家の居間で決まった曜日にお気に入りの番組を見る、映画は好きな時に好きな作品を見に出かける、なのでそもそも映画とTVの観客は違う部分が結構あると思います。今映画もドラマも両方やっていますが、作り手の側から言っても、ドラマは長いスパンで先々を考えながら製作し演技をするので、種をまいて、それが木になって、時間が経って森になる、という感じですが、映画は最初から細かくキャラクターを作り上げておく、と色々違いますね」と趣味と仕事の両方の興味深い話を語った。
最後に、「私はいつも日本が大好き!また来るからね!」とあいさつした後、「アイラブユー!アイラブユー!」と何度も繰り返しながら自分のスマホで会場の隅から隅まで何度も撮影して名残惜しそうな様子で会場を後にした。
◆大阪コミコンにフォースあれ!”STAR WARS DAY” 記念スペシャルステージ Presented by OSAKA COMIC CON 2024
午後には、劇中の名セリフ“May the Force (4th) be with you.”にちなんだ記念日、5月4日「スター・ウォーズの日」を祝して、スター・ウォーズ コスプレイヤーが大集合!「大阪コミコン2024」ではジャンゴ・フェット&ボバ・フェット役のテムエラ・モリソン氏、そして子ども時代のボバ・フェットを演じたダニエル・ローガンを招き、「スター・ウォーズの日」に相応しいステージが繰り広げられた。
まずはいつもの満面の笑みでダニエル・ローガンが「こんばんわー!」と挨拶しながら登場し、テムエラ・モリソンは親指を立ててgoodポーズで登場。見てるだけで仲の良さが分かるコミコンお馴染みの2人の登場に会場のファンも温かい拍手を送りました。続いて、いつもながら完成度の非常に高い「スター・ウォーズ」の思い思いのコスチュームで登壇したコスプレイヤーたちにダニエル氏も思わず「かわいい、かわいい、かわいい!」と絶賛。テムエラも「私とダニエルをこのような素晴らしい場所に招いてくれてありがとう。日本に来て日本文化を学ぶのはワンダフル。おおきに!」と感謝のコメントを述べた。
ここでファンからの質問コーナーになり、ボバ・フェットはハン・ソロより強いですか?という問いにテムエラは「おー、イエス!ボバ・フェットは侍だから誰よりも強いですよ。ただの侍じゃなくて大名クラスですから」と会場を沸かし、昨年の「東京コミコン2023」で来日した際にダニエルとどこに出かけたかを聞かれて「銀座も行ったしとても美味しいラーメン屋さんも行きました。公園で木々を見たり、大好きなお寿司も食べに行きました。日本の皆さんはとても礼儀正しいので、日本に来るのは本当に毎回楽しみです」と予想以上にダニエルと一緒に様々な場所を訪れていることを明かした。
ここで時刻が5月4日午後5時4分直前となり、日本中で5時4分に「MAY THE 4TH BE WITH YOU」を叫んでファンが一体となるパフォーマンスに合わせ、「大阪コミコン2024」の会場でも5時4分丁度に壇上と客席の全員が「MAY THE Force (4th) BE WITH YOU!」の唱和を行い、会場のフォースが遥か彼方の銀河に届くような熱気に包まれた。これを受けてダニエル氏は「このアメイジングな皆さんと一緒にステージに立たせて頂いて、そして一緒に唱和出来てとても嬉しいです」と述べ、テムエラ氏は胸に手を当てながら「私たちの中にフォースがあります。とてもスペシャルな。それがつながって銀河につながっています。それを祝福したいです」と2人揃って感謝と感動のコメントを伝えた。
ここで、テムエラ氏がファン待望の”ハカ“を実演してくれることに!ニュージーランドのオール ブラックスの”ka mate! Ka mate! Ka ora!”のフレーズでお馴染みの踊りをダニエル氏と見事なシンクロダンスで披露して、客席からは大きな拍手が巻き起こった。
最後にダニエル氏の「いち、にい、さん」の掛け声で会場全員揃って「MAY THE Force (4th) BE WITH YOU」を再度唱和して、サービス精神旺盛な2人の来日セレブを迎えてのスター・ウォーズの日らしいステージが終わった。
大阪コミコン2024公式WEBサイト
https://osakacomiccon.jp/