『落下の解剖学』でアカデミー賞脚本賞受賞!アルチュール・アラリ監督作他<JAIHO6月ラインナップ>

この度、映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」(www.jaiho.jp)より、2024年6⽉から配信開始される全作品ラインナップを発表。6⽉の注⽬作はいずれもJAIHOが⽇本初&独占配信。

⽇本でもスマッシュヒット!『はちどり』のキム・ボラ監督が描く、その前⽇譚とも⾔える『リコーダーのテスト』、『落下の解剖学』でアカデミー賞脚本賞をジュスティーヌ・トリエ監督とともに受賞、⼀躍有名になったアルチュール・アラリ監督が⼿がけたユーモア溢れるバカンス映画『イン・ベイン むなしい愛』のほか、ヒップホップに夢中になる若者とラップを教える先⽣を描いたモロッコの⻘春⾳楽ムービー『カサブランカ・ビーツ』の3作品。『カサブランカ・ビーツ』からは予告も特別解禁された。

6⽉15⽇(⼟)から配信がスタートするのは、世界で50以上の映画賞を受賞!1990年代の韓国で思春期を送った少⼥の⼼の揺れや⽣きづらさを描き、⽇本でも⼤ヒットした『はちどり』(2018)のキム・ボラ監督が⼿がけた『リコーダーのテスト』。


1988年、韓国がソウルオリンピックで盛り上がっている最中、9 歳のウニは、リコーダーの試験があり、良い結果を残せるように練習に励んでいた。新しいリコーダーを親に買って貰おうとせがむが、⽗親はよその⼥と不倫関係にあり、それに気付いている⺟は⼦育てに無関⼼で、ウニの要望も無視されてしまう―『リコーダーのテスト』は『はちどり』の主⼈公ウニが9歳の時の事を描いた前⽇譚的な作品でもあり、⽗親の不倫によって⽣じた家族間の⻲裂、両親に⾃分の存在をアピールしようとするウニ、親に認めて貰おうとするウニの姿が観る者を切なくする。⼦どもの視点で垣間⾒える理不尽な家⽗⻑制、格差など、当時の韓国社会と家族間のドラマが秀逸!そのフレッシュな才能が注⽬され、第12回⼤邱短編映画祭では⼤賞(キム・ボラ)と演技賞(ファン・ジョンウォン)、第10回ミジャンセン短編映画祭では審査員特別賞(キム・ボラ)、第14回ソウル国際⻘少年映画祭 SIYFF⼤賞(キム・ボラ)を受賞した。


6/23(⽇)から配信がスタートするのは現在も⼤ヒット上映中の『落下の解剖学』で、監督のジュスティーヌ・トリエと共に第96回⽶アカデミー賞で脚本賞を受賞!太平洋戦争に従事した実在の⽇本兵・⼩野⽥寛郎の物語をフランス⼈監督が⼿がけた事で注⽬された『ONODA⼀万夜を越えて』のアルチュール・アラリ監督による『イン・ベイン むなしい愛』。


ある午後、避暑地の川のほとりではコンサートが開かれている。ロドルフは、休暇中のパリジャン、ジュリアだけに⽬を向けている気弱な⻘年アレックスに気づく。ロドルフは彼なりの⽅法でアレックスを助けることを決意するが…。ある⻘年が友⼈からの恋の後押しで想いを伝えるも⽟砕!だがそこから意外な展開へ―ユーモアあふれるバカンス映画となっている。

なお、上記2作はJAIHOから新たに⽴ち上がった世界の優れた短編を集めた企画<ショート・フィルム・セレクション>の注⽬作品として配信も決定。すでに配信中のヨルゴス・ランティモス、パク・チャヌク、ヨン・サンホなど 世界に衝撃を与える⻤才たちの⽇本未公開の傑作短編に加え、今後はヴィム・ヴェンダース監督3作品『セイム・プレイヤー・シューツ・アゲイン』『シルヴァー・シティー・リヴィジテッド』『リヴァース・アングル:ニューヨークからの⼿紙』などの再配信も予定されている。

ほか、6/29(⼟)からは、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部⾨に出品され、第94回アカデミー賞国際⻑編映画賞モロッコ代表にも選出!モロッコのカサブランカを舞台に、⼗代の若者たちがラップとダンスによって⼈⽣を切り開いていく術を⾒つける、監督の実体験をもとにしたモロッコ発ヒップホップ・ムービー『カサブランカ・ビーツ』の⽇本初独占配信が決定。

カサブランカ郊外の町シディ・ムーメン。元ラッパーのアナスは、⽂化センターで若者たちにヒップホップを教えるためにやって来た。町に住む⼗代の男⼥は、それぞれに抱える思いをラップとダンスで表現する術を覚え、やがて⽂化センターでコンサートを開催!だが、貧困、宗教、根強い男尊⼥卑の⽂化などの問題が彼らの前に⽴ちはだかる…。

舞台となる⽂化センターは監督⾃⾝が開設したものであり、本作の物語もその実体験を基にしたもの。先⽣役はラッパーとしても活動する、モロッコ⼈アナス・バスブーシであることでも話題を集めており、⽣徒たちのラップを練習する⾵景や、宗教・政治・⽂化・国の違いを取り払い⾃由に表現して良いと教える先⽣の姿が爽やかで瑞々しく切り取られた⼀作となっている。

同時に解禁された予告映像は個性を抑圧された⽣活を送るモロッコの若者たちが、他所からやってきた先⽣からのレクチャーをきっかけに<ヒップホップ>によって少しずつ⾃分を解放する術を⾝につけていく様⼦を切り取ったもの。軽快な⾳楽とは裏腹に載せる⾔葉は彼らの<本気の想い>。体制に反発しながらも前に進もうとする彼らの姿を捉えたものとなっている。

『リコーダーのテスト」
⽇本初︕独占配信
★配信開始︓6⽉15⽇(⼟)00:00

原題:리코더 시험/The Recorder Exam
監督:キム・ボラ
出演:ファン・ジョンウォン、チョン・インギ、パク・ミョンシン
2011年/韓国/28分/⾳声:韓国語/字幕:⽇本語
【おすすめポイント】
『はちどり』(2018)で鮮烈な⻑編デビューを飾ったキム・ボラ監督が、2011 年に発表した28 分の短編。アメリカ・コロンビア⼤学映画科⼤学院の卒業作品として撮った作品で、全⽶監督協会 最優秀学⽣映画賞やウッドストック映画祭 学⽣短編映画部⾨⼤賞などを受賞。『はちどり』の主⼈公ウニが9歳の時という設定であり『はちどり』の前⽇談ともいえる内容になっている。
【ストーリー】
1988年、韓国がソウルオリンピックで盛り上がっている最中、9 歳のウニは、リコーダーの試験があり、良い結果を残せるように練習に励んでいた。新しいリコーダーを親に買って貰おうとせがむが、⽗親はよその⼥と不倫関係にあり、それに気付いている⺟は⼦育てに無関⼼で、ウニの要望も無視されてしまう―

『イン・ベイン むなしい愛』
日本初!独占配信
★配信開始︓6⽉ 23⽇(⽇)00:00

原題:Peine Perdue/In Vain
監督:アルチュール・アラリ
出演:リュカ・ハラリ
2013年/フランス/41分/⾳声:フランス語/字幕:⽇本語
【おすすめポイント】
『落下の解剖学』では監督のジュスティーヌ・トリエと共に第96回⽶アカデミー賞で脚本賞を受賞!太平洋戦争に従事した実在の⽇本兵・⼩野⽥寛郎の物語をフランス⼈監督が⼿がけた事で注⽬された『ONODA⼀万夜を越えて』のアルチュール・アラリ監督作。
【ストーリー】ある午後、避暑地の川のほとりではコンサートが開かれている。ロドルフは、休暇中のパリジャン、ジュリアだけに⽬を向けている気弱な⻘年アレックスに気づく。ロドルフは彼なりの⽅法でアレックスを助けることを決意するが…。

『カサブランカ・ビーツ』
日本初!独占配信
★配信開始︓6⽉ 29⽇(⼟)00:00

Haut et fort/CASABLANCA BEATS
監督:ナビル・アユチ
出演:アナス・バスブーシ
2021年/モロッコ、フランス/106分/⾳声:アラビア語/字幕:⽇本語
【おすすめポイント】
モロッコのカサブランカを舞台に、⼗代の若者たちがラップとダンスによって⼈⽣を切り開いていく術を⾒つけるモロッコ発ヒップホップ・ムービー。第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部⾨に出品され、第94回アカデミー賞国際⻑編映画賞モロッコ代表に選出された。
【ストーリー】
カサブランカ郊外の町シディ・ムーメン。元ラッパーのアナスは、⽂化センターで若者たちにヒップホップを教えるためにやって来た。町に住む⼗代の男⼥は、それぞれに抱える思いをラップとダンスで表現する術を覚え、やがて⽂化センターでコンサートを開催する。だが、貧困、宗教、根強い男尊⼥卑の⽂化などの問題が彼らの前に⽴ちはだかる…。

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