第76回カンヌ国際映画祭<ある視点>部門選出『犯罪者たち』ほか <JAIHO>8月ラインナップ

映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」(www.jaiho.jp)が、2024年8⽉から配信開始する全作品ラ
インナップを発表した。

8⽉の注⽬作はJAIHOが⽇本初&独占配信︕第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部⾨選出、及び第96回アカデミー賞国際⻑編映画賞アルゼンチン代表にもなった、新感覚クライム・ムービー『犯罪者たち』がラインナップ。

ほか、⽇本初配信としては「殺したのは誰︖」―12枚の絵の中に隠された、完全犯罪の謎。英国貴
族の表と裏を描くピーター・グリーナウェイの傑作ミステリー『英国式庭園殺⼈事件4Kリマスター』のほか、『悲情城市』(89)、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)等で知られる世界的巨匠ホウ・シャオ
シェン監督が⼿がけ、Y2K真っ只中の台北の夜を彷徨う若者たちを描いた『ミレニアム・マンボ [4Kレストア]』の3作品。

『犯罪者たち』からは予告を、『英国式庭園殺⼈事件4Kリマスター』からは、2022年イギリス公開当時、オリジナル版の上映40周年を記念して特別に製作された<英国限定︕40周年記念ポスター>も解禁された。

『犯罪者たち』 日本初!独占配信 ★配信開始︓8⽉9⽇(⾦)00:00

8⽉9⽇(⾦)から配信がスタートするのは、第76 回カンヌ国際映画祭「ある視点」部⾨に選出、第96 回アカデミー賞国際⻑編映画賞アルゼンチン代表にもなった新感覚クライム・ムービー『犯罪者たち』。ブエノスアイレスの銀⾏で働くロマンは、同僚のモランからある話を持ち掛けられる。

定年まで稼ぐ倍の額の65 万ドル(⽇本円で約1億円)をモランが銀⾏から盗み、彼が刑務所に⼊る3年半の間、ロマンが⾦を預かり、出所したら⾦を⼭分けしようというのだ。2⼈は誰にも知られぬよう計画を進めるが、事態は思わぬ⽅向へ転がっていく…。⾃らが務める銀⾏の⾦を奪った男が、完全犯罪を実現するためにとる驚くべき⾏動を描き、予測のつかないストーリーテリングに思わず息をのむ、3時間9分に及ぶ圧巻の超⼤作です。


「3年半の刑務所と20 年の銀⾏勤め、どっちか選べ」―同時に解禁された予告は、銀⾏から⼤⾦をせしめるため、ロマンとモランが様々な画策に奔⾛する様⼦を切り取ったもの。「この事件を調査します」「もうこうなったら今⽇から君たち全員が容疑者だ」彼らの⾏動が周囲の⼈間たちを混乱させていくー予想外の結末へとつながる物語の予兆を捉えた映像となっている。

『英国式庭園殺人事件 4Kリマスター』
日本初配信! ★配信開始︓8⽉23⽇(⾦)00:00

8/23(⾦)から配信がスタートするのは「殺したのは誰︖」―12 枚の絵の中に隠された、完全犯罪の謎。英国貴族の表と裏を描くピーター・グリーナウェイの傑作ミステリー『英国式庭園殺⼈事件4K リマスター』。17世紀末、画家ネヴィルは英国南部ウィルトシャーにあるハーバート家の屋敷へ招かれる。主⼈のハーバート⽒は不在で、代わりに出迎えた夫⼈のヴァージニアは、夫が戻るまでに屋敷の絵を12枚完成させること、報酬は⼀枚8 ポンドに寝⾷の保証、そして夫⼈はネヴィルの快楽の要求に応じると⾔い、契約を結ぶ。ネヴィルは絵を描き始めるが、描こうとする構図の中に誰かがハーバート⽒のシャツ、裂かれた上着等、何かを暗⽰するような物を紛れ込ませようとする。

映画評論家の故・淀川⻑治⽒に「英国を代表する狂的天才」だと評された映画史上最もエレガントで偏執狂的な紳⼠ピーター・グリーナウェイによる⻑編デビュー作品でもある本作。

『哀れなるものたち』で絶賛されたヨルゴス・ランティモス監督が、多⼤なる影響を受けた作品としても知られ、映画に登場する⾐裳やセットは、『⼥王陛下のお気に⼊り』製作時の参考にされている。また、世界的デザイナーのジャンポール・ゴルチエは映画を観て「完璧な⾐裳と素晴らしい撮影のファンになった︕」とコメント、その後にグリーナウェイの『コックと泥棒、その妻と愛⼈』の⾐裳を担当した。なお、⾳楽を担当しているのは、『ピアノ・レッスン』でも知られる世界的⾳楽家のマイケル・ナイマン︕

併せて解禁されるのは、本作の初上映から40周年を迎えた2022年に製作された<英国版限定︕40周年記念ポスター>。グリーナウェイ作品の最も特徴的な撮影⼿法であるフレーム・イン・フレーム(映画のフレームのなかにさらなるフレームを作り撮影する)という、⼀⾒奇妙な、だが⾒つめるほどに取り憑かれるような印象的なデザインは、ピーター・グリーナウェイの美意識の⼀部を捉え、そして結晶化したようなビジュアルとなっている。

『ミレニアム・マンボ [4K レストア版]』
日本初配信 ★配信開始︓8⽉ 30⽇(⾦)00:00

8/30(⾦)から配信がスタートするのは『悲情城市』(89)、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)等で知られる世界的巨匠ホウ・シャオシェン監督が⼿がけた、Y2K真っ只中の台北の夜を彷徨う若者たちを描く『ミレニアム・マンボ [4K レストア版]』。

新世紀を迎えたばかりの2001 年の台北。恋⼈のハオと⼀緒に暮らしているヴィッキーは、仕事もせずに毎夜、酒とゲーム、クラブ通いと荒れた⽣活を続けるハオにうんざりしていた。仕⽅なく始めたホステスのバイトで出会ったガオのもとへ逃げこんだヴィッキーだったが、ガオがもめ事に巻き込まれ、⽇本へ旅⽴ってしまう…。

主演は、後にホウ・シャオシェン監督の『百年恋歌』(05)、『⿊⾐の刺客』(15)でもタッグを組むことになるスー・チー。新世紀(ミレニアム)を⽣きる若い⼥性の繊細な⼼の揺れを⾒事に演じた。

撮影は『花様年華』(ウォン・カーウァイ)、『夏⾄』(トラン・アン・ユン)ほか、『空気⼈形』(是枝裕和)ら名監督の映像美を⽀えるリー・ピンビンが務め、坂本⿓⼀のトリビュートアルバムにも参加した台湾⼈アーティストのリン・チャン率いる⾳楽スタッフによる劇中⾳楽、アンビエントなテクノポップも話題となった。

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