- 2024-8-23
- ENTERTAINMENT
- ヒットマン
『6歳のボクが、大人になるまで。』「ビフォア」シリーズのリチャード・リンクレイター監督、
『トップガン マーヴェリック』で大ブレイクし、今ハリウッドで最も忙しい俳優の一人グレン・パウエル主演最新作『HIT MAN(原題)』が『ヒットマン』の邦題で9月13日(金)より全国ロードショーすることが決定。この度、リンクレイター監督のインタビュー映像が解禁となった。
この度、リチャード・リンクレイター監督のインタビュー映像が解禁となった。リンクレイター監督と本作のモデルとなったゲイリー・ジョンソンの記事との出会いはおよそ20年前に遡るという。
「「テキサス・マンスリー」誌の記事を二十数年前に読んでいつも心に残っていたんだ。潜入捜査官であり、ニセの殺し屋というユニークな仕事をしている。そんなオープンマーケットは存在しないけど、この話は実話で、本当に存在するんだ。神に感謝だね」と語る。そしてリンクレイターは、実録犯罪者が大好物なのでゲイリー・ジョンソンのキャラクターに興味を惹かれた。「猫と一緒に暮らし、静かで禅の達人のような男だ。彼は大学で教鞭をとりながら潜入捜査に従事していた。とても冷静で、実はとても仕事ができる。私はこれらのテープを見て、多くの記録を読んだ」とどっぷりとハマっていたことを明かす。
そしてそんなリンクレイターの背中を推してくれたのは他でもない、今やハリウッドの売れっ子No.1 といっても過言ではないグレン・パウエルだった。「コロナ禍の時に友人のグレン・パウエルから電話があった。彼は「“ヒットマン”という記事を読んだことがあるか?」と聞いてきで、私は「読んだよ19年前かいつだったか・・・」でも、第三幕はないと思う、第二幕すらないかもしれない」と映画化は諦めていたことを告げたという。
しかし、グレンは違った。「グレンは大胆だった。彼は「いや、僕はこう思っていて・・・」という感じで、グレンのおかげで「よし、フィクションを作ろう!彼のドキュメンタリーを作るわけじゃないんだから」」とこの企画が動き出したという。実はリンクレイターとグレンは長い付き合いで本作が4回目だという。リンクレイターは「グレン私たちは相性がいい、とにかく一緒に脚本を作ろう。僕とコラボレーションしないか」と提案したという。元々働き者のグレンをよく知っていたリンクレイターは、正式に脚本家としてグレンをクレジットして正式に共同脚本として毎日取り組もうとした。この共同作業はコロナ禍の二人にとってちょっとした楽しみで、日々電話で話、お互いのものを送り合い密なやり取りが行われたという。そして、制作の過程のやり取りをリンクレイターはこんなふうに語っている「最初の1週間我々がやっているのは『セルピコ』の潜入捜査のようなものだ。そして、このシーンは、彼が大学にいて生徒たちを鼓舞するような教師になろうとしている。よし、ここは我々の『いまを生きる』のパートだ。そして、彼がアドリアと裸でベッドにいる。よし、ここは我々の『ナインハーフ』だ。“私たちはあの映画の中にいる”とね」とまるで、映画好きの少年たちのようなやり取りで脚本を練っていったという。
映画ファンなら元ネタの映画も抑えてみたくなるリンクレイター的マッシュアップ映画となっている。ぜひそんな部分にも注目して楽しんでほしい。
『ヒットマン』
9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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