- 2024-9-13
- ENTERTAINMENT
- ヒットマン
『6歳のボクが、大人になるまで。』「ビフォア」シリーズのリチャード・リンクレイター監督、『トップガン マーヴェリック』で大ブレイクし、今ハリウッドで最も忙しい俳優の一人グレン・パウエル主演最新作『ヒットマン』が9月13日(金)よりいよいよ全国公開。
この度、グレン・パウエル、アドリア・アルホナ、リチャード・リンクレイター監督のインタビュー満載の、メイキング映像が解禁となった。
本作は、ゲイリー・ジョンソンという偽の殺し屋の実話を元にしている。この実話を知ったグレンは真っ先にリチャードに電話をしたという。
しかし、リチャードはこの実話が「テキサス・マンスリー」で紹介された2001年時点ですでに知っていて、映画化も検討したことのあるネタだった。
グレンは「この記事を読んだとき、多くの人たちが警察署内でのゲイリー・ジョンソンの役割という点でその世界だけに話を収めようとしたと思う。彼は何十年もの間、警察署内の偽の殺し屋だった。だからネタは無限にあるんだ。(その中で)ある一文があったんだけど、そこには彼とある女性との関係について書かれていたんだ。彼女は元夫から命を狙われていて、だから殺し屋を雇って元夫を殺そうと したんだ。僕はリックに「このエピソードをもっと掘り下げる必要がある」とこの物語との出会いを熱っぽく語る。リチャードには思いもよらない着眼点だった。「グレンは実に大胆だったよ、彼は私に許可をくれたというのかな?“よし、フィクションを作ろう、彼のドキュメンタリーを作るわけじゃないんだから”とね。グレンと真剣に話し合うようになるとだんだん楽しくなってきた、それで「グレンこの脚本を一緒に書こう」と言ったんだ」。
このようにグレンの脚本家デビューはリンクレイターの一言から始まった。グレンとリチャードは、グレンが14〜15歳くらいからの付き合いで、『ファースト・フード・ネイション』で初めてタッグを組み、本作ですでに4作目のタッグとなる。グレンは「リックは僕を潜在的なコラボレーターとして見てくれていたと思う。というのも彼の仕事のやり方は一緒に仕事をする人たちに本当に寄り添うんだ。この素晴らしいアンサンブルを結成し、彼らの頭脳を集結したら新しい生物のようなものになっ た。特異な監督である彼は、映画製作をチームスポーツとして捉えていると思う」 と語る。
そんな最強タッグに招き入れられたのがヒロインのアドリア・アルホナだ。アドリアは「リックとグレンの大好きなところは、「あなたのテイストでマディソンを作って欲しい」ってことだった。自分の演じるキャラクターについてこれほど多くのことを語れる機会はなかったの。アイデアを出し合うのにエゴはなかった。セックスシーンの多くは脚本にはなかったんだけど、私の中のプエルトリコ人魂が出てきて「この映画を最高にセクシーにしちゃいましょう!ここは私がやる私に任せて」みたいな風にね」とイタズラっぽく語る。他にも、リンクレイターが最も面白いと感じたゲイリー・ジョンソンの偽の殺し屋としての流儀や、グレンが興味惹かれたゲイリー流の中年の危機の対処法、映画のロケ地となったニューオー リングについてなど映画がより深く楽しめる内容が盛りだくさんの映像となっている。そして、グレンは「リックと僕はあらゆる段階で腕を組み、この作品の全てのビートを話し合ったんだ。今この作品を観るととてもクールで、セットやノートパソコンの前に座って話し合った小さな瞬間を“一緒に決断してくれてありがとう!”って思うよ(笑)これは本当に繊細な映画だと思う。幸運な出来事の積み重ねで、心から誇りに思える映画に仕上がったと思う」とまとめ、大ブレイク中の彼が映画界で愛される所以が窺えるインタビューとなっている。
『ヒットマン』
9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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配給:KADOKAWA